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素朴な「疑問」

涅槃(ねはん)とは? 煩悩を消した境地の涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)

ブッダの教え「疑問」
えん坊
えん坊
ねぇ、ぼーさん!涅槃(ねはん)ってなに?どういう意味なの?
ぼーさん
ぼーさん
涅槃(ねはん)は煩悩(ぼんのう)を消し去った心の境地だよ!英語ではニルバーナって言うんだよ! 

 

涅槃(ねはん)とは?

涅槃(ねはん)とは、煩悩(ぼんのう)が無い心の状態です。サンスクリット語では「ニルヴァーナ」、原始仏典のパーリ語では「ニッバーナ」です。

涅槃の原意(もともとの意味)は「吹き消すこと」です。
煩悩が吹き消し飛んだ状態が涅槃になります。

ブッダは煩悩が消し去った状態があることを「真理」として教えています。

 

真理の三法印(さんぼういん)のひとつの涅槃寂静

ブッダが覚った「真理」には3つあります。

・諸行無常(しょぎょうむじょう)
ブッダ
ブッダ
この世の一切のものは「変化してかわってしまう」事実です。

この世の中は、ずっと同じ状態で保たれることがない、常(つね)は無い「無常」(むじょう)の世界の「真理」をブッダは教えています。

 

・諸法無我(しょほうむが)
ブッダ
ブッダ
この世の一切のものは「縁起」で成り立ち、「単独では成り立ってない」事実です。

ブッダは人間も身体と心だけではなく、五蘊(ごうん)で成り立っていると説いています。

五蘊(ごうん)とは、
・色(シキ・からだの肉体)
・受(ジュ・感受するこころの作用)「感じるこころ」
・想(ソウ・思い浮かべる心理作用)「想うこころ」
・行(ギョウ・形成しようとする意識)「行うこころ」
・識(シキ・判断する識別する心理作用)「判断するこころ」

 

・涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)
ブッダ
ブッダ
煩悩を滅した、「苦のない境地は安らか」な世界があります。

涅槃寂静の境地は、わるい感情の煩悩を「消滅させる・止める・出てこないように」することです。

 

大般涅槃経(だいはつねはんきょう)では

ブッダが亡くなるときのことが書かれているお経「大般涅槃経・だいはつねはんきょう」以降は、修業完成者のブッダ(如来・にょらい)が亡くなる死後の意味が強まります。

長部経典第14経「大本経」には、涅槃(ニルバーナ)は現世で煩悩を消滅した境地で表現されています。しかし、長部経典第16経の「大般涅槃経」のエピソードでは涅槃は死後のイメージが表現されています。

涅槃のもともとの意味は「煩悩の火が消された状態」で、もともと現世で煩悩を消滅した境地の意味だったのが、煩悩を消滅した「解脱者の死」を意味する見解が強くなる。と春秋社「原始仏典」長部経典Ⅱ注訳で浪速宣明先生が解説してくれいます。

春秋社 「原始仏典 長部経典」より

 

涅槃像(ねはんぞう)

「大般涅槃経」(だいはつねはんきょう)でブッダが亡くなる時のエピソードに、

ブッダはアーナンダに伝えます。

ブッダ
ブッダ
「二本並んだ沙羅双樹(さらそうじゅ)の樹の間に、頭を北に向けて床を用意するように。

このエピソードから横になって寝ているブッダの「涅槃像」(ねはんぞう)の仏像が作られるようになります。

三法印(さんぼういん)の詳しい図解はこちらです↓
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