中部経典 第65経「跋陀和利経」(バッダーリ経)
マンガ「一日一回の食事」





《ブッダが一日一回の食事の戒律を語る》
このお経は、
ブッタが修行僧バッダーリに、自己制御にとても大事な戒律の、
「食事の制御」について説くことから始まります。
・ブッダ「一日一回の食事が、病気も少なくてよいのだ!
それは自己を律する戒律の教えであり、自己を防御する修行なのだ!」
・バッダーリ「そんなの、堪えられません、、。」
・ブッダ「そしたら、一部を食べて、一部持ち帰ってから食べてもよろしい!」
すると、
バッダーリは不満が残り、三か月世尊に面会しなかった。
それからしばらくして、バッダーリはブッダに許しを請います。
ブッダ
「僧団が修学を実行している時に、他の修行僧を考えずに「耐えられない」といいました。しかし過ちを認め、規範を守り未来の防御をすることは、貴き人の律における進歩です。」
「許す!」
と語り、その後、
《ブッダは「四禅(しぜん)の瞑想修行」を明確に説明します。》
・初禅(しょぜん)
初禅(しょぜん)「離生喜楽・りしょうきらく」とも呼ばれます。
尋・伺・喜・楽・一境性の五禅支すべてがある状態です。
・細かな思慮(伺)の考察を継続しつつある状態で、
・喜悦(喜び)と
・楽(安楽)が生じて、
・一境性(集中)がある
状態です。
・二禅(にぜん)
二禅(にぜん)「定生喜楽・じょうしょうきらく」とも呼ばれます。
大まかな考察(尋)と細かな思慮(伺)を離れて、
喜・楽・一境性が残る状態です。
心が一転に集中し分別も思慮もない状態で、
・喜悦(喜び)と
・楽(安楽)が生じていて、
・一境性(集中)がある
状態です。
・三禅(さんぜん)
三禅(さんぜん)「離喜妙楽・りきみょうらく」とも呼ばれます。
楽・一境性が残る状態です。
・楽(安楽)が生じていて、
・一境性(集中)がある
状態です。
・四禅(しぜん)
四禅(しぜん)「非苦非楽・ひくひらく」とも呼ばれます。
一境性のみで「捨・しゃ」の中庸(ちゅうよう)で偏(かたよ)らない心が生まれます。
中庸(ちゅうよう)より生じた注意力がもっとも清浄になっています。
・一境性(集中)がある
状態です。
と、四禅(しぜん)の瞑想から神通力を得て煩悩が尽きる漏尽智(ろじんち)の教えがでてきて、
最後も八正道のことがでてきます。
当時のイケてない修行僧とブッダのやりとりがみれる、面白いお経です。
このお経には四禅(しぜん)の瞑想から神通力を得て煩悩が尽きる漏尽智(ろじんち)の教えがでてきて、最後も八正道のことがでてきます。次はほぐし読みをどうぞ!
また図解の説明も見てください!