この「大日経」(だいにちきょう)転字輪曼荼羅行品第八(てんじりんまんだらぎょうぼん)は、角川文庫「全品現代語訳 大日経」著者:大角修先生の本を主に参考にして、ほぐし読みにしました。
前回、大日如来は、「阿・ア」の次は、「暗・アン」の思念を説かれました!↓

灌頂を受ければ、如来と同等、「大日経」転字輪曼荼羅行品第八ほぐし読み⑨
転字輪曼荼羅行品第八(てんじりんまんだらぎょうぼん)
大日如来は言います。
わたしは、世の拠りどころです。
すると、
身体から無数の阿字が出現し、
一切の在家・出家の修行者に悉地(しっち・成就=さとりの完成)を修せしめ、
阿字の真言を告げました。
なうまくさまんだぼだなん あ
「尽十方の諸仏に帰依してたてまつる。阿(あ)」
善き者らよ。
この阿字(あ字)は一切如来が加持するものです。
一切仏心である阿字観(あじかん)を修習しなさい。
大日如来は、
決定(けつじょう)して大悲蔵生曼荼羅王(胎蔵曼荼羅)に本尊を位置させて、
三昧神通の真言行の不思議の法を説きました。
阿闍梨は阿字を観じ、
経典を持って、
一切諸仏を拝み、
東方より南方にめぐり、さらに西方、北方にめぐりなさい。
次に、
弟子を小壇に入れて、
四大菩薩(普賢・文殊・観音・弥勒)に加持せられた宝瓶を持って、
普賢菩薩の印を結び、
弟子の頭に水を灌いで灌頂しなさい。
一切は阿字(あ字)なのです。
灌頂を受ければ髪に金色の光があり、白蓮華台に坐して如来と同等になるでしょう。
《転字輪曼荼羅行品第八 終わり》つづく
ねぇ、ぼーさん!やっぱり「阿・ア」が大事なんだね!
そうみたいだね、えん坊!
今回はあっさりしていたね!つづきも見てみよう!

