この「大日経」(だいにちきょう)布字品第十七(ふじぼん)は、角川文庫「全品現代語訳 大日経」著者:大角修先生の本を主に参考にして、ほぐし読みにしました。
前回、大日如来は、「阿闍梨と呼ばれるには?」を説かれました!↓

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身体に置く梵字 布字品第十七(ふじぼん)
布字品第十七(ふじぼん)
《大日如来は金剛薩埵に告げます。》
大日如来は金剛薩埵に告げます。
諸仏が説かれた字門を聴きなさい。
「迦・キャ字」は咽(のど)に在ると知りなさい。
「佉・キャ字」は上あごに在り、
「誐・ギャ字」は頸(くび)、
「伽・ギャ字」は咽の中、
「遮・シャ字」は舌、
「車・シャ字」は舌中に在るのです。
以下、
身体の各部分に置く種子字(しゅしじ)が説かれます。
そして、
「暗・アン字」は発心菩提(ほっしんぼだい)
「噁・アク字」は般涅槃(さとり)です。
この一切の法を知る行者は正覚を成じるでしょう。
一切智の資財は常に心にあるのです。
それを仏の智慧の一切智といい、
薩婆若(さはんにゃ・サルヴァ・ジュニャ=一切智)というのです。
《布字品第十七 おわり》つづく
すいません。参考文献も省略されているので、
今回は上記の梵字の画像表記も省略させていただきます。
画像作るの面倒なんでしょ・・・。
また落ち着いたら、作ってよね。
キャとキャ、ギャとギャの違いのイメージできないよ・・・。

参考文献↓
