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「四種の無量で最正覚」の教え 百字果相応品第二十(ひゃくじかそうおうぼん)「大日経」ほぐし読み㉑

百字の果 大日経
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この「大日経」(だいにちきょう)百字果相応品第二十(ひゃくじかそうおうぼん)は、角川文庫「全品現代語訳 大日経」著者:大角修先生の本を主に参考にして、ほぐし読みにしました。

アーナンダー

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「四種の無量で最正覚」の教え 百字果相応品第二十「大日経」

百字果相応品第二十(ひゃくじかそうおうぼん)

《大日如来は金剛薩埵に伝えます。》

大日如来は金剛薩埵につげました。

もし如来が大智灌頂地(だいちかんじょうち)の境地に入れば、

みずから、三三昧耶(さんさんまや・本誓、除障、平等)の句に住するのです。

すなわち、

陀羅尼をまとう姿になって仏事(ほとけのみわざ)を示し現すのです。

如来は法界の門を表示し、一切衆生を歓喜させるのです。

それは、

釈迦牟尼世尊が虚空界に現れ、仏の国々で、仏事を勤めるのと同じなのです。

しかし、

如来が衆生の性格にしたがって歓喜をおこさせることを、衆生は知らないのです。

そして、

大日如来はあまねく法界にて、

菩薩らに菩提の成就を精進させました。

そして、さらに、

金剛薩埵に伝えます。

《四種の無量を得て最正覚を説きます。》

心の無量をしるゆえに、身の無量を知るのです。

身の無量をしるゆえに、智の無量を知るのです。

智の無量をしるゆえに、衆生の無量を知るのです。

衆生の無量をしるゆえに、虚空界の無量を知るのです。

心の無量によるゆえに、

身と智と衆生と虚空界

の四種の無量を得て、

最正覚(さいしょうかく・最高のさとり)を成じ、

十智力をそなえて、

四魔(煩悩魔・死魔・天魔・蘊魔)を降伏して、

畏れるところなく師子吼(獅子吼)するのです。

一切の覚者の学処の門は、

この百字を誦するところにあるのです。

《百字果相応品第二十 おわり》つづく

プーニャ&えん坊

ねぇ、ぼーさん!お釈迦さまが、
仏の国々で仏事を勤めるのと同じって、
法華経のことなのかな?

ぼーさん

えん坊!ほんと、なんだろうね?
今回は、百字の誦をした成果の内容みたいだけど、
「四種の無量を知って最正覚」って、
ちょっとわかりずらいし、
お釈迦さまをたとえにしているけど、
ブッダが教える「苦の解決の教え」と違うね。
つづきも見てみよう!

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