「原始仏典」 ほぐし読み

真言行で空を知り、曼荼羅と同じを知る 百字位成品第二十一(ひゃくじいじょうぼん)「大日経」ほぐし読み㉒





この「大日経」(だいにちきょう)百字位成品第二十一(ひゃくじいじょうぼん)は、角川文庫「全品現代語訳 大日経」著者:大角修先生の本を主に参考にして、ほぐし読みにしました。

アーナンダー

前回、大日如来は、「四種の無量で最正覚」を説かれました!

百字の果 大日経
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真言行で空を知り、曼荼羅と同じを知る 百字位成品第二十一「大日経」

百字位成品第二十一(ひゃくじいじょうぼん)

《金剛薩埵は大日如来に質問します。》

金剛薩埵は大日如来に質問します。

金剛薩埵

如来は真言救世者(しんごんぐせじゃ)にして、一切諸々の真言を生ずることを説かれました。

しかし、

そのことを何が知り、誰が知り、いずれから生じ、誰が生じるのでしょうか?

大日如来は答えます。

大日如来

諸仏の秘密は緻密にして稀なことであって、外道には知ることができないのです。

しかし、

大悲胎蔵生曼荼羅の灌頂を得るなら、

善行をする者で、

常に慈悲をもって他を利する者なのです。

《マンダラの観想で自身を観ることを説きます。》

外見だけではなく、内心の大我を知れば、

みずからの心に諸仏の住処があるのがわかるのです。

八葉蓮華の観想を、月輪観のように浄く行えば、

真言救世の尊は金色の光のように現れるのです。

その慧眼(えげん)をもつように、

意であるこころの明瞭を知るのです。

真言者の慧眼(えげん)によって、

月輪観で自身を観ずれば、

常に自身が寂然(じゃくねん)として、

さとりの姿の正覚(しょうがく)の相にあるのです。

《自性は縁起で生じる空を説きます。》

金剛薩埵よ、

真言門にて菩薩の行を修する者は、

このように自身の影像を生起して、

殊勝なること三菩提(さんぼだい)を超えるのです。

【三菩提の補足説明】

1,阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)の略で、

一切の真理を悟ったその智慧の悟り。完全な悟り。

2,三種の菩提。

三乗の人が得る「声聞菩提」・「縁覚菩提」・「無上正等菩提」の三種

3,仏の三身

「応化仏(方便)菩提」・「報仏(実智)菩提」・「法仏(真性)菩提」の三種

精選版 日本国語大辞典より

さらに、空の説法がつづきます。

眼・耳・鼻・舌・身・意の六根は、

四大(しだい・地水火風)の集まるところに生じていて、

それらもまた自性は空であるのです。

ただ名のみであり、

虚空のごとし、

執着がなければ影と同じです。

ものごとは互いの縁起によって間断(かんだん)なく生じるところに如来の正覚が成じるのです。

縁によって生じることは、

先ほどの影と同じようなものなのです。

それゆえに、

《真言行者自身が本尊と同じであることを伝えます。》

諸本尊はすなわち我れ、

我即本尊(がそくほんぞん)であり、

相互に発起するのです。

身より生じる身は、尊の形像を生じるのです。

この法は通達慧により作業をなし、無住にして本性は空であるのです。

《心の意から生じるものを説きます。》

では、

何が意から生じて影像をうむのであろうか?

たとえば、

白を思い、黄を思い、赤を思って、色染めるように意から生じるのです。

意の中の曼荼羅を内観するのは、

曼荼羅は意に異ならず、

意は曼荼羅に異ならないのです。

曼荼羅は一相(いっそう・)なのです。

一相(いっそう)

すべてのものが共通した同一の性質やすがたをもつこと。

そして、

つぎに、大日如来はたとえ話をします。

《幻術師のたと話をします。》

金剛薩埵よ、

大日如来

たとえば幻術師が幻の男子を現し、その幻の男子がまた男子を表したとすれば、どこに違いがあるのでしょうか?

プーニャ&えん坊

そんな幻術見たことないよ・・・。

金剛薩埵は答えます。

金剛薩埵

その二人の男子に相異はございません。なぜならその二人の本性は空であり、等しく幻でございますから。

大日如来は応じます。

大日如来

そのとおりです。意より生じることと、「意とは俱(とも)」に空にして無二無別であるのです。

プーニャ&えん坊

どんな会話なんだ、とんちなのか?ひっかけ問題なのか・・・。

ぼーさん

「意とは俱」に、と書いてありますが、
マンダラの観想で生じた、
「意」と「意から発起した本尊」は俱(とも)に空と言っているのでしょうね!

最後に

我と本尊種子の無二が説かれているので「百字位成品」といい、
チベット本では、「百字完全建立成就説示品」と訳される。と説明書きされています。

《百字位成品第二十一 おわり》つづく

プーニャ&えん坊

ねぇぼーさん、最初の金剛薩埵さんの質問

「そのことを何が知り、誰が知り、いずれから生じ、誰が生じるのでしょうか?」

の回答ってなんなの?

ぼーさん

ほんとだね、えん坊。

きっと、

そのことを何が知り、「我と本尊種子の無二」

誰が知り、「外道ではなく、真言行者」

いずれから生じ、「六根の縁起で生じる」

誰が生じるのでしょうか?「諸仏である本尊種子」

だろうね!

ぼーさん

この品あたりから、本の訳に文語体が多く使われていたり、
28品では文章が成立していなかったりする箇所がみられ、
理解が難しいところも少しあったりします・・・。

原始仏典ブッダの教えでは、「感受の苦・楽・どちらでもない」で「煩悩」が生じます。

感受の教えはこちら↓

煩悩(ぼんのう)の実体「図解」
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えん坊&プーニャ

やっぱり、原始仏典のブッダの教えも理解しておくと、
あいまいさが無くなって、
密教の理解も深まるね!

ぼーさん

えん坊、ほんとだね!
ブッダは「苦の解決」を教えてくれてるからね!
つづきも見てみよう!

参考文献↓

続きはこちら↓

想の行で阿・アを増長させる「大日経」
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