この「大日経」(だいにちきょう)百字真言法第二十三(ひゃくじしんごんほう)は、角川文庫「全品現代語訳 大日経」著者:大角修先生の本を主に参考にして、ほぐし読みにしました。
前回、大日如来は、「阿・ア字」を増長させる。を説かれました!

声字実相(しょうじじっそう)「阿・ア字」を本尊とする 百字真言法第二十三「大日経」
百字真言法第二十三(ひゃくじしんごんほう)
大日如来は金剛薩埵に伝えます。
瞑想行で、空をもって加持すれば全てに自在を得て、
最正覚を成就するのです。
それゆえ、
「阿・ア字」を本尊とするのです。
そして、
声の「ア」は字よりでて、
字は真言を生じ、
真言はよい果を成立させることは、
諸々の如来が説かれていることなのです。
まさに知るべきなのです。
声の性は空で、
空を造作することなのです。
一切衆生は言葉にみだりに妄執するので、
空にあらずなのです。
修行者の為に説きます。
声の解脱に入り、三摩地(さんまじ・サマーディ=三昧)を証すのです。
「阿・ア字」の無量の真言の想をなすのです。
《百字真言法第二十三 おわり》つづく
声字実相(しょうじじっそう)
「声の解脱に入り」とは、声字実相(しょうじじっそう)のことで、
万物に響きがあり文字になる。そこに如来の真実身があること。
ぼーさん。また「ア」の話だね。
えん坊、ほんとだね!
だけど、
声に妄執しちゃだめだからね!(笑)
つづきも見てみよう!
参考文献↓

