この「大日経」(だいにちきょう)百字成就持誦品第二十二(ひゃくじじょうじゅじじゅぼん)は、角川文庫「全品現代語訳 大日経」著者:大角修先生の本を主に参考にして、ほぐし読みにしました。
前回、大日如来は、「真言行でマンダラと同じ」を説かれました!

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想の行で「阿・ア」字から増長させる 百字成就持誦品第二十二「大日経」
百字成就持誦品第二十二(ひゃくじじょうじゅじじゅぼん)
大日如来は金剛薩埵に伝えます。
如来である真言救世者(しんごんぐせじゃ)は、
浄身(じょうしん)と穢身(えしん)の別なく、
浄身は無量の種ゆえに、真言救世者の語もまた無量なのです。
みんな平等である無分別の如来の智慧の一切智智は、
虚空と同等であり、
一切衆生の内に外に転ずるのです。
慈悲を発起して、衆生を観ずるのです、
そして、
「想の行」の禅定に住するのです。
まさに知るべしです。
想より造立するものを観じて、空・不空をなすことを。
数が「1」から多数を生じるように、
「阿・ア」字から増長していくのです。
金剛薩埵よ、
「阿・ア字」の三昧道によって法が成就するのを観じなさい。
※主尊の「阿・ア」から三十六字が説かれますが省略されています。
金剛薩埵よ、
これら一字一字の三昧門に入りなさい。
それを観ずれば、
如来の三十二相随形好を成就するでしょう。
《百字成就持誦品第二十二 おわり》つづく
ぼーさん。また「ア」の話だね。
えん坊、ほんとだね!
しかし、
この品の訳は文語体も多く、
語彙が欠けているのか、文章が繋がらなく、
意味がいまいち理解できない箇所が多かったです・・・。

参考文献↓
