この「大日経」(だいにちきょう)説菩提性品第二十四(せつぼだいしょうぼん)は、角川文庫「全品現代語訳 大日経」著者:大角修先生の本を主に参考にして、ほぐし読みにしました。
前回、大日如来は、「声字実相・阿ア字を本尊とする」を説かれました!

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「阿・ア字」は虚空のようなもの 説菩提性品第二十四(せつぼだいしょうぼん)「大日経」
説菩提性品第二十四(せつぼだいしょうぼん)
《前振りがないまま説法がはじまります。》
虚空の相は常にとどまるところがないように、
「阿・ア字」から出生した如来もまた一切法にとどまることがないのです。
また、
空の中に諸々の色像が現れても、
それらに依るところがないように、
真言救世者の諸法に拠りどころはないのです。
虚空の諸々の仮名(けみょう)は、
仏の宣説するところで、
名と字は拠りどころがなく、
虚空のようなものなのです。
じゃぁ、何度も何度も「ア・阿・あ」って繰り返さないでよ。
頑張ってたのに・・・。



無駄だったんだね・・・。(涙)
秘密真言自在者もまた、
現に見えるけど言説を離れているのです。
地水火風、地や太陽、月と星々、昼も夜も、生老病死も、生成と破壊も、浄や染も、
あるいは果もまた不生なのです。
もし、このような種だねの分別が無ければ、
そこにおいて常に勤修して一切智の句を求めなさい。
《説菩提性品第二十四 おわり》つづく
ねぇ、ぼーさん!あれだけ「阿・ア」字を説いていたのに虚空のようなものなんだね。
えん坊!ほんとだね!
最初に「方便が究竟」って言っているしね。
つづきも見てみよう!

参考文献↓
