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オーランガバード(アウランガバード)石窟群編 ビービー・カー・マクバラー(リトル・タージ)第3回 ブッダを探しにインドに行った

オーランガバード
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オーランガバード(アウランガバード)編 エローラ アジャンタ ビービー・カー・マクバラー(リトル・タージ)第3回 ブッダを探しにインドに行った 

オーランガバード石窟
《写真》デカン高原の風景、

前回地元インドのアーグラ城とタージ・マハールのバスツアーに参加して、

地元のインドの人と同じ食べ物を食べて過ごしていたら、

その夜中に見事にお腹を下しました。

アーグラ城・タージマハール
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これもかなり甘く見ていて、

この後日本に帰るまで下痢が続きました。

この日オーランガバードから体調が悪い日が続きます。

オーランガバードについて

アジャンター壁画
《写真》アジャンター石窟の壁画

このエリアの中心地、オーランガバード駅から車で2、3時間くらいでいける、

超有名な世界遺産のエローラとアジャンタの大きな石窟遺跡があるエリアです。

アウランガバードとも表記されたりしています。

このオーランガバードの街の山手にも、

6世紀から8世紀ごろに造られたオーランガバード洞窟があります。

そうです、この地域には昔の仏教の痕跡を見ることが、

出来るのを期待してきたのです。

デカン高原に位置する場所で、

洞窟からみえる景色が当時のままなのかも、

そんなイメージもしてみたりしました。

動画でも街並みとオーランガバード石窟の雰囲気を感じて観てください。

この時期から体調がどんどん悪くなり、

撮影など集中力が欠けていて見苦しいですがご了承ください。

《動画》街並み、オーランガバード石窟の動画です。

オーランガバード洞窟

オーランガバード石窟2

ここに行くのも、地元のツアー会社で申し込みをしました。

三輪バイクの貸し切りタクシーで、

ビービー・カー・マクバラーとオーランガバード洞窟を廻ってくれました。

三輪バイクの運転手さんも親切ですが、

トイレに連れて行って欲しいと言っても、

物を売るために、お土産屋に優先されて連れていかれたりするので、

必要なところだけの案内を「きちんと」伝えるようにした方がいいと実感しました。

三輪バイクから眺める、何もないデカン高原の風景は、

1400年前から変わっていないような気がしました。

小高い丘に洞窟を掘って過ごしていた当時の修行僧を想像すると、

同じ風景を見ていたのかもしれません。

そんなことを考えながら、

当時から残る石窟群をひとつづつ見て回りました。

オーランガバード石窟3
遠目からみた洞窟
オーランガバード石窟4
なにもない岩山を手作業で削って作られた洞窟
オーランガバード石窟5
第七窟7c~8c 八難救済が描かれている細かな彫刻です。
仏教窟末期の仏殿の形式の石窟になっています。
オーランガバード石窟6
《写真》1300年以上前に彫られています。

石窟に彫られた仏像や柱の模様は細部までこまかく彫刻されています。

当時の修行僧は、石造を作るのも修行のひとつだったのかな、

とかも考えたりもしていました。

しかし、仏像を彫るのが目的なら、

表面だけを削って仏像のみを彫ればいいと思うのですが、

入り口の彫刻を掘って、

そして、部屋の空間を掘ってから、柱にも装飾を彫り刻んで、

さらに厨子(ずし)の中に、仏像を彫っている、

ブッダの教えの解脱が目的というより、

設計図なども作られて計算されて彫られたのだろうとも思い、

教団の規模の大きさや威厳を示すためだと思いました。

オーランガバード石窟7
奥が広い洞窟もあります。
オーランガバード石窟8
狭い洞窟もあります。
オーランガバード石窟9
インドに来て初めてブッダに出会えました。感動です。
第4窟 仏舎利塔、チャイティヤ窟

この石窟のみ紀元前後に彫られている、とても古い石窟になります。

オーランガバード石窟10
仏者利塔、ストゥーパもありました!
オーランガバード石窟11
《写真》上には傘ではなく、家みたいなのがあります。五輪塔(ごりんとう)の雰囲気があります。

あとで調べたところ、傘蓋が失われているみたいです。

アジャンターの第19窟のチャイティヤ窟には豪華な傘蓋が残っているので、アジャンター石窟もあわせて見てください。

《参考文献》

Amazon インド建築案内

洞窟の中は暗いところもあるので、懐中電灯があればよいです。

この場所には当時、売店もトイレもありませんでした。

昨夜からの体調不良で、

今までの人生で経験したことがない下痢で、

トイレをもよおす感覚が止まらないのです。

洞窟をみていたら、

三輪バイクの貸し切りタクシーは次のところを案内してくれました。

ビービー・カー・マクバラー

ムガル帝国の第6代皇帝アウラングゼーブの妃、

ディルラース・バーヌー・ベーグムの廟墓で、

17世紀後半に息子のアーザム・シャーにより構築されました。

タージ・マハールにとても似ています。

小さいのでリトル・タージとも呼ばれています。

ここはインドに来て、初めて休息を感じることができた場所でした。

空気がきれいで、公園にはお花もきれいに植えられています。

公園内だけを過ごしていると、

オーストリアに行ったときに見たお花畑のことを思い出すくらい、

気持ちがゆっくりできる場所でした。

建物に関しては、

ついこの前に、人の多いところで大きなタージ・マハールを見ていたので、

人の少ないところで、小さなリトル・タージを見ている方が、

こころが安らいだのでした。

リトル・タージ1
リトル・タージ
リトル・タージ2
《写真》オーストリアの公園みたいにも感じました。

三輪バイクのタクシーはこの二か所以外に、

インド織物のお土産屋にも寄ってくれましたが、

買い物を楽しむ気分でも体調でもなかったので、

余計なところに連れてこないでという気持ちでした・・・。

そして、三輪バイクの貸し切りツアーも終了して、

一人で、オーランガバードの街を散策して過ごしました。

インドの人から見ると、日本人が珍しいみたいで、

色んな所で、声をかけられました。

インドの子供たちはとても元気で、

大きな目をきらきら輝かして

近所の友達同士で遊んでいました。

人懐っこいので、日本人のぼーさんにも話しかけてきました。

写真をたくさん撮ってあげて、一緒に遊んでいました。

一人旅で疲れたところに、元気をもらったので、

さよならの時に、ありがとうの「ナマステ」に丁寧語の「ジー」をつけた「ナマステジー」と子供たちに伝えると、

子供たちは一斉に大はしゃぎしだして、

僕に向かって、元気いっぱいの笑顔で「ナマスデジー!ナマステジー」と

言ってくれました。子供たちの親もくすくす笑っていました。

後で調べたら、「ナマステジー」は尊敬する人に対して使う言葉みたいでした。

リトル・タージ3
ホテルの近くの町の風景
リトル・タージ4
インドの人から見たらぼーさんが珍しい外国人みたいです。
リトル・タージ5
タクシーの服装も着せされて記念撮影
リトル・タージ6
夜は相変わらず、クラクションがうるさい街でした。
リトル・タージ7
子供たちがとても明るくて元気なのが印象的でした。

体調がわるくなる一方ですが、

とても重要な観光名所のアジャンターと、

別の日に行くエローラの現地ツアーを、

申し込んできました。

まだまだ、旅は続きます。

第4回につづく

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