「図解」ブッダの教え

煩悩(ぼんのう)とは 感受して貪・瞋・痴(とんじんち)の三毒(さんどく)がでる 煩悩の止め方 煩悩が108のお経「多受経」(たじゅきょう)

煩悩(ぼんのう)の実体「図解」

煩悩(ぼんのう)とは感受して貪・瞋・痴の三毒(さんどく)が生まれます。それを「図解」で説明します。ブッダは煩悩の湧きでてくる過程を、自分が感受して生まれてくる、縁起(えんぎ)で説明しています。そして、その煩悩(ぼんのう)を瞑想の修行で止めることができ、煩悩(ぼんのう)をなくした最高の境地が想受滅(そうじゅめつ)です。最後に煩悩(ぼんのう)が108あるいわれのお経「多受経」を紹介します。

えん坊
えん坊
ねぇねぇ、ぼーさん!煩悩ってどこからやってくるの?

ぼーさん
ぼーさん
えん坊!煩悩は外からやってくるものじゃなくて、自分の六処(ろくしょ)の目・耳・鼻・舌・身体・心、で感じたものが煩悩になってでてくるんだよ!
煩悩(ぼんのう)が108あるいわれのお経も最後に紹介するね!
煩悩(ぼんのう)の実体「図解」

煩悩とは感受して生まれます。

煩悩(ぼんのう)とは、感受(かんじゅ)して三毒(さんどく)が生まれる

煩悩は自分が感受(漢訳で「受」)したことを、

快・不快・どちらでもないのどれかで判断して、

 

その判断したものが、煩悩の根本の三毒(さんどく)となります。

三毒を見てみましょう。

三毒(さんどく)の貪瞋痴(とんじんち)

・貪欲(とんよく・むさぼる気持ち)
・瞋恚(しんに・怒る気持ち)
・愚痴(ぐち・真理に暗いこと)

が生まれます。
煩悩の三毒は漢訳で「愛」で表現されます。

えん坊
えん坊
げっ。煩悩の「三毒」が「愛」なんて、全然意味がちがうね~!(-“-)

感受する「受」は諸法無我の五蘊のひとつの「受」です。

五蘊(ごうん)とは、
・色(シキ・からだの肉体)
・受(ジュ・感受するこころの作用)「感じるこころ」
・想(ソウ・思い浮かべる心理作用)「想うこころ」
・行(ギョウ・形成しようとする意識)「行うこころ」
・識(シキ・判断する識別する心理作用)「判断するこころ」

(参考:「図解」三法印の諸法無我)

ぼーさん
ぼーさん
ブッダは自分の存在は単体で成り立っているのではなく、五つの要素の五蘊(ごうん)から成り立っているのを見ましたよ。

煩悩(ぼんのう)の止め方

瞑想をする

瞑想をすることで感受した気持ちを止めて消していくことができます。

日常生活を送る、欲界で自分の身体で感受して、欲に支配された日常の生活から、瞑想で感受して発生した、自分の心の中の煩悩(ぼんのう)を少しづつ心の中から消えてなくしていくことができます。


煩悩がなくなるということは、自分が認識して受け止めた、感受した物事にたいする考え方や心理作用の反応を止めていき、その感受を消して滅していくことができます。

「図解」瞑想の境地の「受」

瞑想の境地での「受」

【欲界】

欲界には、三毒(さんどく)の煩悩(むさぼり・いかり・無知)があります。

《むさぼりの予防瞑想法》
四念処(しねんじょ)の身受心法(しんじゅしんほう)の瞑想でむさぼる気持ちを抑えることができます。

四念処(しねんじょ)身受心法(しんじゅしんほう)「図解」
四念処(しねんじょ)・四念住(しねんじゅう)気づきの瞑想「身受心法」 「四念処」(しねんじょ)・「四念住」(しねんじゅう)を「図解」で説明します。「四念処・四念住」は気づきの瞑想、「ヴィパッサナー瞑想」...

《いかりの予防瞑想法》
慈しみの心と、こころの解脱をもって正しく意を注ぐと、怒りは捨てられます。

慈悲喜捨(じひきしゃ)の瞑想をするといかりを抑えることができます。

慈悲喜捨・四無量心「図解」ブッダの教え
「慈悲喜捨」(じひきしゃ)四無量心の瞑想、ブッダの教え 原始仏典にでてくる慈悲喜捨(じひきしゃ)を「図解」と「経典」で説明します。慈悲喜捨の瞑想とは、四無量心(しむりょうしん)とも呼ばれ、...
【色界】

色界では、三毒の煩悩がなくなり、わるい心がなくなるので、きれいな身体とこころがのこります。

五蘊(上記に説明あり)でいうと純粋な物質の
・色「からだの肉体」
・受「感じるこころ」
・行「行うこころ」
・想「想うこころ」
・識「判断するこころ」です。

《色界の四禅(しぜん)の瞑想法》

純粋な身体の世界にいくには色界の四禅の瞑想があります。

四禅(しぜん)色界の瞑想「図解」
「四禅」(しぜん)色界の精神統一の瞑想 サマタ瞑想 ブッダの教え 四禅(しぜん)を「図解」で説明します。四禅はサマタ瞑想の一種で、座禅でいう止観(しかん)の「止める・とどめる」精神統一の瞑想です。仏...
【無色界】

無色界では、肉体の「色」(身体を感じる気持ち)が消えて、純粋な精神「受・行・想・識」だけがのこる世界になります。

瞑想が深まるにつれ、
・行「行うこころ」と・識「判断するこころ」が消えて
・受「感じるこころ」と・想「想うこころ」だけが残ります。

【想受滅】

想受滅では、
・受「感じるこころ」と・想「想うこころ」も消えて。
解脱の境地に達するのです。

ブッダの瞑想の説明はこちら↓

「図解」ブッダの瞑想の境地
色界の四禅、無色界の四禅、さらに上の想滅受 ブッダの瞑想 仏教の世界観を「図解」で説明します。仏教の世界観は「欲界・色界・無色界」の三界があります。瞑想によって得られる心の境地が三界に対応し...
えん坊
えん坊
ぼーさん!煩悩って、108つもあるんでしょ?人間は感受したらほとんどが煩悩になるんだね…。
ぼーさん
ぼーさん
えん坊、煩悩が108あるといわれる理由のお経があるよ!下に紹介するね!それと、「感受を観察」する瞑想のお経も紹介するね!

煩悩が108あるいわれのお経

中部経典 第59経「多受経」(たじゅきょう)

このお経は、「多くの感受についての教え」と題されています。

棟梁のパンチャカンガと尊師ウダーイが感受に関して、ブッダの教えの認識の違いが生じ論争するお話です。

棟梁パンチャカンガはこう言います。
「世尊は苦の感受と楽の感受の、二つの感受を説かれました。」

尊師ウダーイはこう言います。
「世尊は、苦と、楽と、苦でもなく楽でもない、三つの感受を説かれた。」

ブッダは言います。
「根拠にもとづき、二つの感受も説き、三つの感受も説き、五つの感受も説き、六つの感受も説き、十八の感受も説き、三十六の感受も説き、百八の感受も説きます。」

二つの感受は、
「身体に感じる感受と心に感じる感受」の二種

三つの感受は、
「楽の感受、苦の感受、不苦不楽の感受」の三種

五つの感受は、
「身体に感じる苦の感受(苦受)、心に感じる苦の感受(憂受)、
身体に感じる楽の感受(楽受)、心に感じる楽の感受(喜受)、
不苦不楽の感受」の五種

六つの感受は、
「眼・耳・鼻・舌・身体・意の六種の感覚器官によって感じられる感受」の六種

十八の感受は、
「眼・耳・鼻・舌・身体・意の六種の感覚器官の感受」を
「楽・苦・不苦不楽」の三種にわけた十八種

三十六の感受は、
上記「十八の感受」が、「世俗の生活に基づいた感受と、世俗を離れた聖なる生活にもとづいた感受」の二種にわけた三六種

百八の感受は、
上記「三六の感受」が、「過去、現在、未来」の三種にわけた百八種

ぼーさん
ぼーさん
煩悩が108ある”いわれ”の一つがこのお経に出てきていますね!

ちなみに、四苦八苦(しくはっく)のシク、4x9=36、ハック、8x9=72 足して108になるから煩悩が108とも言われたりしますね。

それと、感受を観察する瞑想のお経も下に紹介します!

詳しく知りたい↓

さらに詳しく知りたい人はこちら↓

(参考:「図解」ブッダの教えもくじはこちら

煩悩108「多受経」が載ってる原始仏典↓
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ぼーさん
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