想(そう)とは
・五蘊(ごうん)の「色・受・想・行・識」の
表象作用の「想」(そう)
対象を認識する過程で生じてくる心理作用
・心理作用全般の「想」
無色界の瞑想の境地、「非想非非想処」の「想」
色界の四禅の境地、「無想有情処」の「想」
・無想定(むそうじょう)
色界の第四禅の無想天(無想有情処)を最高の覚りの境地と間違ってる外道および凡夫が修する瞑想
・欲想(よくそう)、瞋想(しんそう)・害想(がいそう)は、
三不善想(さんふぜんそう)・三悪想(さんあくそう)とも称され、
貪瞋痴の煩悩と相応する「想」
・出離想(しゅつりそう)、不恚想(ふいそう)、不害想(ふがいそう)
三善想(さんぜんそう)とも称され、上記、三悪想の逆の善い意味の「想」
・阿羅漢の境地「想受滅」の「想」
・増上想滅智定(ぞうじょうそうめつちじょう)
「すぐれた心理作用の消滅の境地」
瞑想の段階を経るごとに心理作用を消滅していく
①順次に認知と心理作用が滅する瞑想
②認知しつつある人の内において心理作用が消滅する瞑想
と解説されています。(長部経典 第九経「布叱波摟経」)
(参考:「図解」ブッダの教えもくじ)
(参考:「用語集」もくじはこちら)
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