「図解」ブッダの教え

色界の四禅、無色界の四禅、さらに上の想滅受 ブッダの瞑想

「図解」ブッダの瞑想の境地

仏教の世界観を「図解」で説明します。仏教の世界観は「欲界・色界・無色界」の三界があります。瞑想によって得られる心の境地が三界に対応して、「五蓋の離脱・色界の四禅・無色界の四禅」と教説されています。ブッダが教えている境地は、他の沙門達では到達できなかった、さらに上の、想う気持ちと感受する気持ちが消える想受滅(そうじゅめつ)の阿羅漢の境地です。

えん坊
えん坊
ねぇ~ねぇ、ぼーさん!たくさんのバラモン以外の沙門の修行僧がいたのに、ブッダは他の修行者とどこが違うの?
ぼーさん
ぼーさん
えん坊、ブッダが教えている境地は、他の沙門達では到達できなかった、想う気持ちと感受する気持ちが消える想受滅(そうじゅめつ)の境地だって!どんな心境なんだろうね!
仏教の瞑想の境地「図解」

ブッダが求める「色界」・「無色界」より上の「想受滅」

バラモンは祈りの祭司をするだけ

バラモンは身分制度の「ヴァルナ」をつくりあげ、一番高い階級の支配者「バラモン」となり祭事独裁主義で国を支配していきます。宇宙を司る神様のブラフマンに祭祀(さいし)をするのがバラモン教です。

沙門(しゃもん)は梵我一如で解脱を目指す

真理を追究して独自にウパニシャッド(奥義書)の梵我一如(ぼんがいちにょ)での解脱をあみだそうとしたのが沙門の修行僧です。

当時の沙門は「ウパニシャッド」(奥義書)で梵天のブラフマンと、自分の心にいてる「我」のアートマンとを一体化させて解脱する、梵我一如(ぼんがいちにょ)を目指していました。

しかし、ブッダはこの自己を司る「我」のアートマンも徹底的に否定しています。

ぼーさん
ぼーさん
長部経典 第2経「沙門果経」に沙門の思想を否定しているエピソードがでてきます。
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当時有名な仙人の境地もすぐに体得

経典にでてくるエピソードに出家してまず、アーラーラ・カーラーマ仙人のもとで修行しますが、アーラーラ仙人が教える最高の瞑想境地である無色界の「無所有処」(むしょうしょ)をすぐに体得してしまいます。
次にウッダカ・ラーマプッタ仙人のもとに行って修業を始めます。しかしウッダカ仙人が教える最高の境地の「非想非非想所」(ひそうひひそうじょ)も簡単に体得してしまいます。

ぼーさん
ぼーさん
このエピソードは中部教典の菩提王子経(ぼだいおうじきょう)に出てきます。このエピソードからわかるように、ブッダは基礎能力がとても高い人物だったことが伺えますね。

苦行をするも放棄して、瞑想で成道する。

仙人の境地を体得した後、さらなる境地を目指すため、仙人のもとを出て一人で苦行を始めます。29才で出家して35才の成道するまで、苦行を徹底的に実践する修行者でした。しかし苦行では覚ることができないと実感して、苦行を辞めて成道するまで瞑想すると決意します。そしてみごと瞑想で成道を果して「真理」を体現したのがブッタです。

えん坊
えん坊
ブッダの苦行って一日一粒のごまだけで過ごしたり過酷極まりなかったんだってね。菩提王子経のエピソードにも「腹の皮を触ったら背骨だった」ってあるから苦行もとことんまで極めていたんだね!なんて、痛ましい・・・
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ブッダが教える瞑想の境地「想受滅・そうじゅめつ」

想受滅(そうじゅめつ)で修業完成者の阿羅漢(あらかん)になる

瞑想で開けてくる、心の三界の世界の頂点の「非想非非想処」でもまだ、想う気持ちの「想」(そう)と感受する気持ちの「受」(じゅ)が存在します。

ブッダが伝える仏教では、想う気持ちの「想」と感受する気持ちの「受」までもが、消えてしまう境地を教えています。その境地を体得する修行者は修業完成者の阿羅漢(あらかん)になります。阿羅漢になると、「輪廻(りんね)はつきて、もうこの世に再生して生まれてこなくなる」解脱者となります。

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えん坊
えん坊
想受滅の瞑想の境地は「現法楽住」(げんぽうらくじゅう)、現在において安楽の境地に住むといわれているね!よくにているけど、「現法涅槃論」の境地は色界の初禅から四禅の境地だね!梵網経にでてくるよね!

ブッダの体現した真理のひとつが『諸法無我(しょほうむが)』

ブッダは瞑想で「成道」をして、ありのままの真理を如実知見をしました。そのありのままの真理の一つが、自分には我がない、「諸法無我」(しょほうむが)の、自分は色・受・行・想・識の五つの要素、五蘊(ごうん)の縁起で成り立つ真理です。

この、五蘊の「受」と「想」を滅する境地が「想受滅」でブッダが説く最高の境地、阿羅漢(あらかん)の境地です。「色・行・識」の3つは、想・受が無くなる前の瞑想段階で無くなっています。

涅槃(ねはん)の境地とブッダの死のイメージの違い

ブッダはさらにその上の、完全な涅槃(ニルバーナ)の境地にはいったと第16経大般涅槃経(だいはつねはんきょう)に表現されています。

長部経典第14経「大本経」には、涅槃(ニルバーナ)は現世で煩悩を消滅した境地で表現されています。しかし、長部経典第16経の「大般涅槃経」のエピソードでは涅槃は死後のイメージが表現されています。

涅槃のもともとの意味は「煩悩の火が消された状態」で、もともと現世で煩悩を消滅した境地の意味だったのが、煩悩を消滅した「解脱者の死」を意味する見解が強くなる。と春秋社「原始仏典」長部経典Ⅱ注訳で浪速宣明先生が解説してくれいます。

えん坊
えん坊
ブッダの得た境地ってやっぱりすごいんだね!他のどんな修行者より上をいってるんだね!
ぼーさん
ぼーさん
原始仏典には想受滅の阿羅漢になれる修行方法がたくさん書かれているよ!じっくり学んで図解にしていこう!
えん坊
えん坊
「図解」ブッダの教えは1番から順番に読むといいですよ!
さらに詳しく知りたい人はこちら↓

(参考:「図解」ブッダの教えもくじはこちら

えん坊
えん坊
「図解」の内容は難しいから、
1、マンガで楽しんでから、お経はこんなことが書かれているのかを知ってね!
2、それから、お経をほぐして読みやすくしているのもあるからお経の雰囲気つかんでね!
3、そして、お経の中にブッダの教えが出てくるので、ひとつひとつ「図解」と照らし合わして教えの理解を深めてね!
ぼーさん
ぼーさん
原始仏典にはじめて触れる方は、「図解」の内容を一度見ただけでは、ピンと来ないかもしれませんね。図解は30までを予定しています。それ以降は、お経にでてくる教えと照らし合わせて、いまの「図解」にさらに解説を補足していきますからね!今は解らなくても、じっくり繰り返しでお付き合いくださいね!

原始仏典のブッダの教えは2000年以上引き継がれていて、いまの日本の仏教でも教えられている内容もすべてが繋がっていきますからね!ブッダ自身も言う通り、深遠(しんえん)な教えですね。(参考:マンガ「ブッダの成道」

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えん坊
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ぼーさん
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