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「六師外道」パクダ・カッチャーヤナ(七身説)マンガ原始仏典

パクダ・カッチャーヤナ
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六師外道「パクダ・カッチャーヤナ」

「不変不壊の七要素の実在論(七身説)」

パクダ・カッチャーナ4-1 パクダ・カッチャーナ パクダ・カッチャーナ4-3 パクダ・カッチャーナ4-4

六師外道(ろくしげどう)

六師外道(ろくしげどう)とはブッダ当時活躍していた沙門の修行僧たちで、仏教(ブッダの教え)と違う考えの見解なので、仏教の外の道(外道)と呼ばれています。

ぼーさん
ぼーさん
当時のバラモン以外の出家者の沙門たちは、ウパニシャッド(奥義書)、バラモン教の最高神で宇宙を司る神のブラフマン(梵・ぼん)と、自分自身を司る神のアートマン(我・が)とが一体化(梵我一如・ぼんがいちにょ)することで、輪廻(りんね)からの解脱を目指す思想をもっていました。

ブッダはこの自我の「我・アートマン」の存在を徹底的に否定しています。それが長部経典第一経「梵網経」から始まっているのですね!

パクダ・カッチャーヤナ

パクダ・カッチャーヤナは六師外道のひとりで「不変不壊の七要素の実在論(七身説)・唯物論者」と解説されています。

ぼーさん
ぼーさん
 ブッダは常に変わることがない、「常住論」の思想も否定しています。ブッダは、この世の中は、ずっと同じ状態で保たれることがない、常(つね)は無い「無常」(むじょう)の世界の「諸行無常」の真理を説いています。

原始仏典にでてくるパクダ・カッチャーヤナ

長部経典 第二経「沙門果経」

アジャータサットゥ王子が、「目に見える形の修行の成果」の質問をして、パクダ・カッチャーヤナが回答したのが、

この世界は七つの要素、「地の要素・水の要素・火の要素・風の要素・楽・苦・霊魂」できており、これら七つの要素は作られたものではなく、作らせたものではなく、創造されたものではなく、創造するものではなく、何物も産み出さず、動かないで変化もしません。お互いに干渉することもありません。たとえ鋭利な刃で人を切っても、ただ七つの要素の間に刃が落ちていくにすぎません。誰かが誰かの生命を奪うことになりません。」と別の観点から違うことの回答をしました。

と「不変不壊の七要素の実在論(七身説)(唯物論)」を説いているエピソードがでてきます。

中部教典 第七六経「サンダカ経」

第四の清らかならざる行いでは、
上記の説明の「誰かが誰かの生命を奪うことになりません。」のあとに、「640万6600の主な出生処がある、500の業と5つの業と3つの業と1つの業と半分の業がある。62の実践がある。62の中間劫がある。6つの趣く先がある。8つの人の地がある。4900の生活法がある。4900の遍歴業者がいる。4900の龍の住処がある。2000の根がある。3000の地獄がる。36の塵の要素がある。7つの想をもつ胎と7つの想をもたない胎と7つの束縛を離れた胎と7つの天と7つの人と7つの悪鬼とがある。7つの湖と7つの山と7つの断崖と700の断崖とがある。7つの夢と700の夢とがある。840万の大劫があり、その間を愚か者も賢者も流転し輪廻して苦を消滅する。」と間違った見識をする者としてパクダ・カッチャーヤナの「不変不壊の七要素の実在論(七身説)(唯物論)」が取り上げられてでてきます。

えん坊
えん坊
龍と同じ数の遍歴業者さんたちがいたんだね、、、!3000の地獄ってすさまじい、、、。
ぼーさん
ぼーさん
当時の思想に、世界は「地水火風」の四大元素で成り立っているという考え方があります。そこに「楽・苦・霊魂」の3つが足された考え方みたいです。
中部教典76経の浪花宣明先生の註釈の解説をみると、「七つの要素は統一体に変化することはなく、統一体になるには、ならしめるなにかが存在しなければならない。それが存在しない以上、人間という存在もない、、、。」などと、かなり複雑で、当時の六師外道の哲学的で物理学的な、真理を追究していた思想家たちの深い考え方が伺えます。
六師外道がでるお経はこちら↓