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「図解」ブッダの教え

「図解」25.「戒律」(かいりつ)とは「律蔵」(りつぞう)の経典

「図解」戒律

 

えん坊
えん坊
ねぇ、ぼーさん!マハーカッサパ長老が初めて結集したときって、戒律からまとめたんだよね?どんなの?
ぼーさん
ぼーさん
えん坊、そうだったね!戒律が守られえると教えが保たれる!だから最初に戒律の内容を確認してまとめたんだったよね!とても大事な教えだね!見てみよう!
「図解」戒律1

戒律

ブッダ滅後すぐ、マハーカッサパ長老が500名の阿羅漢(修業完成者)を集めた第一結集で仏教徒が守るべき戒めを「律蔵」(りつぞう)にして整備しました。
(参考:原始仏典ってな~に?
(参考:「経蔵」「律蔵」「論蔵」の「三蔵」の中身

 

出家者の戒律(パーティモッカ・波羅提木叉)

出家者の戒律は「パーティモッカ・波羅提木叉」と呼ばれます。別解脱(べつげだつ)や具足戒(ぐそくかい)ともいわれます。

カッサパ
カッサパ
戒律が守られえると教えが保たれるのじゃ~!

教えを保つことが目的で一番最初に僧団でまとめられました。

そしてこの戒律を受けとること(受戒・じゅかい)ができないと、仏教僧団になることはできないのです。

カッサパ
カッサパ
受戒した修行者は、戒律規定(パーティモッカ)で自己を防御します。
戒律の項目(シッカーパダ)で、具体的に正しい身口意の行いを身につけて、
清らかな生活を送り、そして、感覚器官の門(感受)を守ります。

この表現は原始仏典によくでてきます。

 

ぼーさん
ぼーさん
パーティモッカ(波羅提木叉)はあらゆる悪を一気に防御するのではなく、
戒の条項を一つ一つによって、それに対応した悪から一つ一つ離れると解説されています。

 

「戒」(かい)

①経分別(きょうふんべつ)は、各個人に関わる「戒」の説明です。
「止持戒」(しじかい)といってやってはいけない事の悪の「戒」の説明です。
戒の決まりごとを男性僧(227戒)と女性僧(311戒)にわけてまとめています。

 

・比丘戒分別(男性僧・227戒)
・比丘尼戒経分別(女性僧・311戒)

ぼーさん
ぼーさん
もちいる戒によって、戒の数がかわるみたいです。戒の中でも重大な罪が波羅夷(はらい)と呼ばれます。淫(みだ)らな行為・盗み・殺し・大妄語(覚ってないのに覚ったという)の四つがありこの四つの罪を犯すと僧団から追放されるみたいです。

「律」(りつ)

犍度部(けんどぶ)僧全体の教団規則の「律」の説明です。
作持戒(さじかい)といって僧団がやるべき事(善)の規則の「律」の説明です。

 

仏教の信徒(しんと)・信者(しんじゃ)

「図解」戒律の信者仏教の信徒、信者は、

四衆(ししゅ)

・男性出家者の比丘(びく)
・女性出家者の比丘尼(びくに)
・男性在家信者の優婆塞(うばい)
・女性在家信者の優婆夷(うばそく)の

4種があり四衆(ししゅ)と呼ばれます。

七衆(しちしゅ)

さらに分類された、
・沙弥(しゃみ)
・沙弥尼(しゃみに)
・正学女(しょうがくじょ)の

7種があり七衆(しちしゅ)と呼ばれます。

ぼーさん
ぼーさん
未成年の少年を沙弥(しゃみ)、未成年の少女を沙弥尼(しゃみに)、比丘(びく)は20歳以上の受戒を受けた男性、比丘尼(びくに)も20歳以上の受戒した女性をいいます。正学女(しょうがくじょ)は妊娠をしていなくて修行ができるかどうかの判断する立場です。解説によって多少内容がかわっていますので参考程度で!

 

「律蔵」(りつぞう)は3つに分類されます

①経分別(きょうふんべつ)

各個人に関わる戒律の説明で、
「止持戒」(しじかい)といってやってはいけない事の「悪」の説明です。
戒律の決まりごとを男性僧と女性僧にわけてまとめています。

②「犍度部」(けんどぶ)

教団生活の規則を大と小に分けています。
作持戒(さじかい)といって、やるべき事(善)の規則の説明です。

③「附随」(ふずい)

のちの時代につけくわえられた付録です。
律全体の説明がされています。

 

④経典名

(経典名は大法輪車「パーリ仏典入門」著者:片山一良先生に準じました)

①経分別(きょうふんべつ)

・比丘戒分別(男性僧・227戒)
1 波羅夷の部 (4学処)
2 僧残の部 (13学処)
3 不定の部 (2学処)
4 捨の部 (30学処)
4-1 衣の章
4-2 絹糸の章
4-3 鉢の章
5 堕の部 (92学処)
5-1 妄語の章
5-2 植物の章
5-3 教誡の章
5-4 食の章
5-5 裸形者の章
5-6 飲酒の章
5-7 生きものの章
5-8 如法の章
5-9 宝の章
6 悔過の部 (4学処)
7 衆学の部 (75学処)
8 滅諍の部 (7法)

・比丘尼戒経分別(女性僧・311戒)
1 波羅夷の部 (8学処)
2 僧残の部 (17学処)
3 捨の部 (30学処)
3-1 鉢の章
4 堕の部 (166学処)
4-1 大蒜(にんにく)の章
4-2 暗黒の章
4-3 裸の章
4-4 共有の章
4-5 絵画堂の章
4-6 園林の章
4-7 妊婦の章
4-8 少女の章
4-9 傘とサンダルの章
5 波羅提提舎尼の部 (8学処)
6 衆学の部 (75学処)
7 滅諍の部 (7法)

②犍度部(教団規則)

犍度部(けんどぶ)「僧全体の教団規則」
作持戒(さじかい)・やるべき事(善)の規則の律の説明

大篇(だいへん)
1 大犍度
2 布薩犍度
3 入雨安居犍度
4 自恣犍度
5 皮革犍度
6 薬事犍度
7 カチナ衣犍度
8 衣犍度
9 チャンパー犍度
10 コーサンビー犍度

小遍(しょうへん)
1 羯磨犍度
2 別住犍度
3 集犍度
4 滅諍犍度
5 小事犍度
6 臥座所犍度
7 破僧犍度
8 儀法犍度
9 説戒禁止犍度
10 比丘尼犍度
11 五百犍度
12 七百犍度

③附随(付録)

附随(ふずい)「付録」
律全体の説明

1. 比丘分別
1-1 制定場所の部
1-2 罪数の部
1-3 欠損の部
1-4 包摂の部
1-5 等起の部
1-6 淨事の部
1-7 滅淨の部
1-8 集合の部
以下、「縁」の語による八つの付随
1-9 制定場所の部
1-10 罪数の部
1-11 欠損の部
1-12 包摂の部
1-13 等起の部
1-14 淨事の部
1-15 滅淨の部
1-16 集合の部

2. 比丘尼分別
2-1 制定場所の部
2-2 罪数の部
2-3 欠損の部
2-4 包摂の部
2-5 等起の部
2-6 淨事の部
2-7 滅淨の部
2-8 集合の部
以下、「縁」の語による八つの付随
2-9 制定場所の部
2-10 罪数の部
2-11 欠損の部
2-12 包摂の部
2-13 等起の部
2-14 淨事の部
2-15 滅淨の部
2-16 集合の部
3. 等起の名目集
4. 無間の省略
5. 滅淨の区分
6. 増一法
7. 布薩の初・中・後の問答
8. 偈集
9. 淨事の区分
10. 別の偈集
11. 叱責の部
12. 小淨
13. 大淨
14. カチナ衣の区分
15. ウパーリの五法
16. 罪の等起
17. 第二の偈集
18. 発汗の偈
19. 五の章

(参考:原始仏典(パーリ仏典)一覧

 

戒律の内容

信徒・信者たちが守るべき戒律の内容です。

・五戒(ごかい)

1、不殺生戒 (ふせつしょうかい)「生き物をむやみに殺してはいけない」
2、不偸盗戒 (ふちゅうとうかい)「ほかの人の物を盗んではいけない」
3、不邪淫戒 (ふじゃいんかい)「みだらな行為をしてはいけない」
4、不妄語戒 (ふもうごかい)「嘘をついてはいけない」
5、不飲酒戒 (ふおんじゅかい)「酒を飲んではいけない」

・六法戒(ろくほうかい)
・八斎戒(はっさいかい)
・十戒(じっかい)

 

ぼーさん
ぼーさん
原始仏典にも八斎戒はよく出てきます。十戒まで表にもしてみましたが、読み方が不明なものもあります。参考程度でつけておきますね!

 

「図解」戒律項目

 

えん坊
えん坊
ぼーさん!お経の題名も載せちゃったら、長くなって読むのしんどいよ~!

だけど、2000年以上経つブッダの教えに触れることができるのは、ブッダの教えを実践している僧侶さんや修行者さんのおかげだもんね!

ぼーさん
ぼーさん
えん坊、ぼーさんの締めのセリフ先に言わないでよね、、、。

戒律がこんなにあるなんて、ぼーさん知らなかったから、みんなにも知ってもらいたくて!つい載せちゃったよ!長くなってごめんなさい!(笑)

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えん坊
えん坊
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ぼーさん
ぼーさん
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