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頭陀第一(ずだだいいち)マハーカッサパとブッダ⑥ 「頭陀の12行」  マンガ仏教説話

頭陀第一マハーカッサパ
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マンガ「説話集」頭陀第一のマハーカッサパとブッダ

前回、《カッサパと糞掃衣》でカッサパは、ブッダから糞掃衣をもらいます。そして厳しい戒律を守る出家生活を送ります。

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頭陀第一(ずだだいいち)マハーカッサパとブッダ 頭陀の12行 マンガ仏教説話

頭陀第一マハーカッサパ1
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《頭陀第一のマハーカッサパ》

マハーカッサパは釈尊の数多い弟子たちのなかでも頭陀第一と、

たたえられました。

頭陀とは、衣、食、住の三つに対する欲を捨て去り、

極めて質素な生活のなかで、

心身を修練しながら修行することです。

この頭陀の行をわけると次の12になります。

《頭陀の12行》

①人里離れた静かなところで修行をする
②常に托鉢によって食べ物を得る
③その食を請うときは貧富を選ばず、どんなに貧しい家の粗末な食べ物でも喜んで食べる
④一日に一食しか受けない
⑤食を多くとらない
⑥正午を過ぎてからは食をとらない。
⑦人が捨てたぼろ布で作った衣を身に着ける
⑧釈尊がさだめた袈裟以外は所持しない
⑨墓場にすむ
⑩静かな林の木の下に住む
⑪空き地にすわる
⑫常に座して横に座らない。

これら12の定めを守るのが頭陀の行です。

この中の一つを守るだけでも並の人たちにはできないことですが、

マハーカッサパはすべてを固く厳しく守りとおしたのでした。

彼は長者や身分の高い者の家を避けて貧しい家を托鉢して歩き、

その粗末な食べ物を受けることにしました。

これは貧しいものに功徳を積ませ、

後世に福徳を得させるためでした。

このようなカッサパのうたがあります。

《カッサパのうた》

わたしは住まいを 起きいでて
食を請うては 村に行き
悪しき病人 住む家に
威儀(いぎ)を正して 近づいた
彼は腐った その手から
わずかな食を 施した
ひとかたまりの 食べ物を
わたしの鉢に 入れたとき
腐った指が 一本落ちた
わたしは塀の 下に座し
そのかたまりを 食べ終えた
わたしの心は 喜びに
震えて心底 感謝した

威儀(いぎ)の意味
1 いかめしく重々しい動作。立ち居振る舞いに威厳を示す作法。

2 仏語。

㋐規律にかなった起居動作。また、その作法・規律。

㋑袈裟 (けさ) につけた平ぐけのひも。袈裟をまとうとき肩にかける。

参考:goo辞典

マハーカッサパはつねに、

施しを受けただけの衣、食べ物、座具、薬で満足し、

施しを強いることはなく、

施しが得られなくてもそれを苦痛とも思わず、

多くの施しを得てそれを自分だけで独り占めするようなことは、

ありませんでした。

釈尊は彼のこのような態度をつぎのようにほめたたえました。

「マハーカッサパが托鉢に歩く姿は、

月の光のように輝いている。

何事に対しても慎み深く、

古井戸の水のように清らかに澄み切っている。」

「頭陀第一 マハーカッサパ終わり」 つづく

プーニャ&えん坊
プーニャ&えん坊
ぼーさん、マハーカッサパさんの頭陀行ってすごすぎるよね。しかし今回のエピソードはパンチ強すぎだよ・・・。
ぼーさん
ぼーさん
えん坊、ほんとだね。びっくり仰天のエピソードだね。

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