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マハーカッサパ⑦ 大迦葉(だいかしょう)とブッダの涅槃 マンガ仏教説話

大迦葉とブッダの涅槃
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マンガ「説話集」マハーカッサパとブッダの涅槃

前回、《頭陀第一のカッサパ》でカッサパは、衣、食、住の三つに対する欲を捨て去り、極めて質素な修行生活で過ごしていました。

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マハーカッサパとブッダの涅槃 マンガ仏教説話

大迦葉とブッダの涅槃

《釈尊の涅槃》

釈尊がクシナーラーのサーラ樹の林の中で涅槃に入ったとき、

マハーカッサパは修行僧たちの一団を率いてクシナーラーへ向かう途中でした。

そのとき一人の旅人が手に美しい花をもってクシナーラーのほうから歩いてきました。

マハーカッサパとブッダの涅槃

マハーカッサパは旅人を呼び止めて尋ねました。
「あなたは我々の師、お釈迦様のことを存じないでしょうか?」
旅人は答えます。
「その方は七日前に涅槃に入られましたよ、この花はそこへ集まった者たちからもらったものですよ」

マハーカッサパ・大迦葉

これを聞くとマハーカッサパは嘆き悲しむあまり、地に倒れて一瞬気を失いました。

マハーカッサパとえん坊

しばらくして立ち上がった彼は急いでクシナーラーへ向かいました。

クシナーラーとマハーカッサパ

クシナーラーでは、アーナンダをはじめとして集まった者たちが、

悲しみながらも釈尊の亡骸を火葬にしようとしていましたが、

火はマハーカッサパが到着する七日間の間,

いっこうに燃え上がらなかったのです。

燃えないブッダ・涅槃のブッダ

そして、マハーカッサパが到着したとき、

カッサパ、大迦葉が火をつける

火がはじめて燃え上がり、
荼毘の式は無事に終わったのでした。

荼毘・火葬・ブッダ・涅槃・入滅・釈尊

《カッサパとブッダの涅槃 終わり》 

つづく

ブッダの涅槃は第十六経「大般涅槃経」に詳しく出てきます。

ブッダ自身の遺体の葬り方をアーナンダーに伝えています。

アーナンダー

わたくしアーナンダーは、世尊のご遺体を五百重に布で包んで、鉄の油槽(ゆそう)に入れ、香料を含む薪を積み上げて火葬して、仏舎利塔を建てる。と聞きました。

そして、クシナーラーに住んでいるマッラ族が、そのように火葬の準備をしたのです。

荼毘され火葬されたブッダの遺骨は

1、マガタ国アジャータサットゥ
2、ヴェーサリーに住むリッチャヴィ族
3、カピラ城のサーキャ族
4、アッラカッパのブリ族
5、ラーマ村コーリヤ族
6、ヴェータディーパのバラモン
7、パーヴァーのマッラ族
8、クシナーラーのマッラ族  

八等分して仏舎利のストゥーパを作り、

・ドーナバラモン、遺骨を納めた瓶のストゥーパを、

・遺骨が無くなったので、ピッパリ林のモーリヤ族は灰を持って帰りストゥーパを作ったと書かれています。

世界最古のストゥーパはこちら↓

なんとサーリプッタとモッガラーナの舎利塔もあります。

サーンチー ストゥーパ
サーンチー 世界最古のストゥーパ サーリプッタとモッガラーナの墓もある第8回 ブッダを探しにインドに行ったサーンチー 世界最古のストゥーパ サーリプッタとモッガラーナの墓もある 第8回 ブッダを探しにインドに行った  サーンチーのス...

さらに、大般涅槃経には細かいことも書かれていて、

マハーカッサパがすれ違った人は、アージヴィカ教の人と書かれています。

アージヴィカ教の開祖はマッカリ・ゴーサーラです。↓

マッカリ・ゴーサーラ
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えん坊
えん坊
ぼーさん、マハーカッサパさん、ブッダの最後に会えなくて残念だったね。
ぼーさん
ぼーさん
えん坊、ほんとだね。原始仏典のマハーカッサパは、悲しみを耐え忍んでいることが書かれているからね。ほんと修行完成者だね。

カッサパ 第一話はこちら↓

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