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「薬王菩薩本事品第二十三」(やくおうぼさつほんじほん)法華経(ほけきょう)ほぐし読み㉓

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この法華経(ほけきょう)「薬王菩薩本事品第二十三」(やくおうぼさつほんじほん)ほぐし読みは、「大乗仏教」の妙法蓮華経を、大まかにほぐし読みに整理しました。

法華経「図解①」.法華経「図解②」と照らし合わせてみて下さい。

「薬王菩薩本事品第二十三」(やくおうぼさつほんじほん)

前回、「嘱累品第二十二」(ぞくるいほん)では、ブッダは法華経を「広めなさい」と言い伝え、多宝如来と菩薩たちに元の世界に戻りなさいといいます。

「嘱累品第二十二」(ぞくるいほん)法華経(ほけきょう)ほぐし読み㉒
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「薬王菩薩本事品第二十三」(やくおうぼさつほんじほん)

「薬王菩薩本事品第二十三」(やくおうぼさつほんじほん)法華経(ほけきょう)ほぐし読み㉓

アーナンダ
アーナンダ
わたくしアーナンダは如是我聞しました!漢訳なので漢字なのです!

《宿王華菩薩がブッダに問います。》

星々の王たる月の神力の意味の、

宿王華菩薩が(しゅくおうけぼさつ)がブッダに問いました。

「なぜ薬王菩薩はこの娑婆世界におられるのですか?

まだ長い修行があるのに娑婆世界にとどまっているのはなぜでしょうか?」

ブッダは答えます。

むかしに、日月浄明徳如来(にちがつじょうみょうとくにょらい)という、

と太陽の輝きによる吉祥がいて、

一切衆生喜見菩薩(いっさいしゅじょうきけんぼさつ)や

求法者や阿羅漢たちに法華経を説きました。

一切衆生喜見菩薩は、

禅定で得られる現一切色身三昧(げんいっさいしきしんざんまい)を得ることができました。

現一切色身三昧とは、普現色身三昧ともよばれ、一切衆生の形体を自由に表すことのできる三昧。と解説されています。


一切衆生喜見菩薩は

「法華経を聞いて得た力なので、如来と法華経を供養して讃えよう。」と思いました。

一切衆生喜見菩薩は日月浄明徳如来の前で、

自らの身体に火をつけて、光明遍照となり世界を照らしました。

そして火が燃え尽きて、入滅したのち、

日月浄明徳如来の世界に生まれてきました。

そして、ふたたび日月浄明徳如来に仕えました。

しかし、

日月浄明徳如来は涅槃のときが来るので入滅しました。

一切衆生喜見菩薩は仏舎利塔を立てて供養して、

さらに、

自らの両腕に火をつけて世界や人々を照らして、

多くの人々を無上のさとりの道に導いたのです。

その両腕も元に戻り、多くの人々は喜びました。

大乗のブッダ

今の薬王菩薩は、むかし一切衆生喜見菩薩だったのです。

もし、発心をして無上のさとりの阿耨多羅三藐三菩提を得たいと

望むのであれば法華経を伝えなさい。

いかなるものより功徳があります。

法華経はいかなるお経よりすぐれて第一なのです。

法華経は一切衆生を救うものであり、あらゆる苦悩から離れさせます。

渇きに苦しむ人が清らかな池に出会うように、

寒さに凍える人が火を得たかのように、

裸の人が衣服を得たようなものです。

法華経を聞き、書写し、人にも書写させる功徳は無量無辺です。

ブッダは宿王華菩薩に言います。

この薬王菩薩品を聞き、説かれるように修行をするのなら、

その人は命の終わりのときには、

安楽世界の阿弥陀仏、

のもとに行くでしょう。

貪瞋痴(とんじんち)や驕慢(きょうまん)や嫉妬(しっと)など、

もろもろの心の煩悩に悩まされることなく、

菩薩の信と、智慧の力である神力と無生法忍(むしょうほうにん)を

得るでしょう。

無生法忍(むしょうほうにん)とは、

一切のものは不生不滅であることを認めること。の意味

その境地において、眼は清浄となり如来にまみえます。

この薬王菩薩品を受持して説き広めたら功徳は無量無辺です。

大乗のブッダ

宿王華菩薩に、この「薬王菩薩品」をゆだねます。

あなたはこのお経を広めなさい。

すると、多宝如来は多宝塔の中から祝福の声をあげました。

プーニャ&えん坊

ここにきて法華経ではなく、「薬王菩薩品」をゆだねるんだね・・・・。

前回、属累品二十二では、多宝塔が元の世界に戻ったのに、また出てきているのでお経の順序が移動させられた可能性があるかもしれないと解説されています。

鳩摩羅什以外の諸本では「属累品」が結びの章になっています。

しかし、地上に戻ってからの「後霊鷲山」(23品~28品)の場面が、現世界と重なり釈迦如来の浄土であると捉えて法華経信仰が広がったとも解説されています。

《薬王菩薩本事品第二十三 おわり》 つづく

えん坊&プーニャ
えん坊&プーニャ
ぼーさん、みんな元の世界に戻るように言われたのに、話の場面が繋がらないね。
ぼーさん
ぼーさん
えん坊、ほんとだね。前回の属累品から後の品は”全く別の話”って感じの内容だね。

ここで一番驚いたのが、「安楽世界の阿弥陀仏」と、

なんと、法華経に阿弥陀さんがでてくるんだね!

一括りで「法華経がすごい、ありがたい」というよりは、時代背景がからんで、ありがたいものを包括していったのが「法華経」だと感じたよ。 続きも見てみよう!

法華経の全体はこちら↓

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