「図解」ブッダの教え

法華経(ほけきょう)とは?わかりやすく内容や教えを理解する。「図解①」

「図解」法華経①

大乗仏教の経典「法華経」(ほけきょう)・「妙法蓮華経」(みょうほうれんげきょう)の内容や教えをわかりやすく「図解①」と「図解②」で解説します。

えん坊
えん坊
ねぇ、ぼーさん!法華経って有名だけど、原始仏典とどう違うの?わかりやすく法華経の内容や教えをおしえてよ!
ぼーさん
ぼーさん
ほんとだね!えん坊!法華経って一番有名なお経だからね!どんな内容かわかりやすく見てみよう!図解は2つに分けて説明します。別でほぐし読みにして紹介もします! 

法華経とは?わかりやすく!

法華経には、法華経(ほけきょう)、妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)、正しい教えの白蓮、などいろんな呼び方があって、経典の実体がわかりづらいのですが、わかりやすく整理すると、

■サンスクリット語原典が

「サッダルマ・プンダーリカ」(正しい教えの白蓮)

3種の原典版がある。

■漢訳された完全なのが、

「正法華経」(しょうほけょう)竺法護(じくほうご)訳

「妙法蓮華経」(みょうほうれんげきょう)鳩摩羅什(くまらじゅう)訳

「添品妙法蓮華経」(てんぼんみょうほうれんげきょう)闍那崛多(じゃなくった)訳

の3つの経典です。

漢訳によってお経の順番が違ったり、内容が付け加えられたりしています。

順番は下の表を確認ください。

内容は基本同じですが、翻訳によって経典の順番や欠けている内容があったりします。

後の時代に、付け加えられたりしていますが。

【構成】は二十八品(28章)から成る

「妙法蓮華経」(みょうほうれんげきょう)鳩摩羅什(くまらじゅう)訳の漢訳経典が主流になっています。

えん坊
えん坊
へぇ~!ぼーさん、法華経っていろんな読み方があるのがわかったよ!観音菩薩普門品とかも聞くけど、なんなのかおしえてよ!
ぼーさん
ぼーさん
ほんとだね!えん坊!そしたら次に、法華経の全体を見てみよう!

法華経の全体の内容を理解する

法華経は一つのお経を「品」(ほん)と呼び、全体で二十八品あります。

このサイトでは各品を「簡潔にほぐし読み」にして紹介もしていきます!

「観音菩薩普門品第二十五」(かんぜのんふもんぼんだいにじゅうご)などの品(ほん)は、

このサイトの法華経の「章」にあたります!

この第25章にあたる「観音菩薩普門品第二十五」(かんぜのんふもんぼんだいにじゅうご)は「観音経」(かんのんきょう)と呼ばれます。

えん坊
えん坊
へぇ~!ぼーさん、観音経って法華経の中の一つのお経だったんだね!じゃ次にいつできたの?原始仏典とどう違うの?
ぼーさん
ぼーさん
ほんとだね!えん坊!そしたら次に、法華経の成立時期を見てみよう!

法華経の成立時期を理解する

法華経は、紀元1世紀ごろ 初期大乗仏教のときにインドで成立して、中国に伝播していく。

法華経は年代ごと三期に分けて付け足されていると解説されています。
第二章~第九章 50年頃
序章、第十章~第二十一章 100年頃
第二十二章~第二十七章 150年頃
これに第十二章の「提婆達多品」が付け加えられ今の二十八章で整理される。

原始仏典はブッダが入滅して第一結集した内容を編成してできた紀元前3世紀ごろの最古の経典で、保守派の上座部仏教が保持したお経

法華経は分裂した大乗仏教僧団が紀元1世紀ごろに作ったお経

原始仏典ができるのはこちら↓

原始仏典とは?いつ、どうして出来たの? 原始仏典とは、今から約2000年前、ブッダが亡くなった後、仏教僧団の中から暴言を吐いた修行僧がでてきました。このままでは僧団消滅の危...

分裂していく仏教僧団はこちら↓

分裂する仏教集団
分裂していく仏教僧団、複雑になったブッダの教え、「図解」 仏教僧団の分裂を「図解」で説明します。ブッダが亡くなって間もない頃に、暴言を吐く修行僧が僧団からでてきて、ブッダの教えを保持するため...

えん坊
えん坊
へぇ~。じゃ原始仏典の方が古いからブッダの教えに近いんじゃないの?
ぼーさん
ぼーさん
ほんとだね!えん坊!でも法華経は日本で一番信仰され続けているお経だから、きちんと読んで理解をふかめたら、原始仏典には書かれていない、大きな教えが書かれているんだ!とってもおもしろいよ!

その前に法華経の全体場面も補足しておくね!

法華経の場所と場面「二処三会」(にしょさんえ)

《場所》
マガダ国の王舎城(おうしゃじょう)の霊鷲山(りょうじゅせん)

《場面》

「序品~第10品」は霊鷲山の場面(前霊山会)

「第11品~第22品」は天空の場面(虚空会)、

「第23品~第28品」は再び霊鷲山の場面(後霊山会)

なので、

二処三会(にしょさんえ)

の構成と呼ばれます。

《二門》(にもん)

「序品~第14品」は迹門(しゃくもん)と区切られ、

本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)の意味の仮の意味の「迹」

「第15品~第28品」は本門(ほんもん)は本当の姿の「本」と、

二つの門に分類されたりもします。

この二門の分類は、仏教と日本の神道の神仏習合の思想も混じったのかなと感じました。さらに序分・正宗分・流通分と分けられるのですが、経典によって付け足されたり順序がかわるので説明は省略します。

えん坊
えん坊
へぇ~!ぼーさん、じゃ法華経はどんなことが教えられてるの?
ぼーさん
ぼーさん
そうだね!えん坊!法華経によく出てくる教えの表現や言葉を見てみよう!

法華経の教え、基本的な教義

仏の方便で、一切衆生を無上のさとりの仏道に導く教え

【仏の方便】(ほとけのほうべん)

方便(ほうべん)原語「ウパーヤ」は近づくの意味で、
到達の手段の意味。さとりに導いて救済する手段。

「善巧方便」(ぜんぎょうほうべん)
仏の智慧へ導くために用いる巧妙な手段といわれる。

【法華経の大きな教えの意味】

「法華経を信じることで、仏の国に生まれ変わり、善行を積んで、自分も仏になれる」
歴劫成仏(りゃくごうじょうぶつ)の思想

弥勒菩薩(みろくぼさつ)が過去世で、普通の僧侶の求名(ぐみょう)だったが、善行を積んで菩薩になることが「序品第一」にでてきます。

法華経に出てくる表現と言葉の意味

【法華経によくでてくる一乗や二乗、三乗、功徳、回向、供養は図解②で解説】

図解②

えん坊
えん坊
へぇ~!ぼーさん、法華経はどんなことが教えられてるのかなんとなくわかったよ!次はどんな内容かも教えてね!
ぼーさん
ぼーさん
そうだね!えん坊!次の「図解②」で、法華経によく出てくる言葉の意味や表現を見てみよう!長くて1ページにまとめれなかったです。

ここからは、日本での法華経の流れと、おすすめの本も記載しておきます。

日本での法華経のおおまかな流れ

時代

人物

特徴

538-597

中国天台宗開祖 智顗(ちぎ)

五時八教で法華三部経に分類

一念三千の教え「摩訶止観」(まかしかん)を基礎に、中国天台宗を開いた。

538

欽明天皇

百済の聖明王より、日本に仏教伝来

574-622 

聖徳太子

『法華義疏』(ほげぎしょ)

日本初の法華経の注釈書

769-822

最澄

(さいちょう)

遣隋使で中国に渡り、

日本の天台宗 開祖となる。

一乗止観院(現在の根本中堂 本尊 薬師如来)を立てる 

1133-1212

法然(ほうねん)

法華経を持とうが持たないに関わりなく往生を志すならば、弥陀の称号を念ずべし。日本の浄土宗開祖となる

1222-1282 

日蓮(にちれん)

念仏ではなく、法華一乗に戻るのを主張で法華経を唱えた。

日本の日蓮宗開祖となる

1200-1253

道元(どうげん)

禅宗で曹洞宗の開祖

法華経を重視していた。

亡くなるときに「如来神力品第二十一」を誦したと言われる。

1685-1768

白隠(はくいん)

禅宗で臨済宗の僧侶

法華経でさとりを得たといわれる。

■南無妙法蓮華経の曼陀羅

日蓮さんが広めた法華経は「本門」の大曼荼羅(だいまんだら)で表現されるのがある。

掛け軸になっているのは、日本の神道の天照大神や八幡さんなども表記されていて、神仏習合の思想が混じっているのがわかります。

おすすめの法華経の本

①「図解」法華経大全 著者:大角修先生

解説もとても充実していて、理解しやすくまとめられているので、とても読みやすいです。

まずこの本を読んでから、岩波文庫の「法華経」を読み比べてみました。

最初の一冊として、超おすすめです。

②法華経 岩波文庫ワイド版 坂本幸男先生・岩本裕先生

この本を読む注意に、まず「右側のページ」の上は漢文、その下に漢訳です。漢訳は表現が文語体なので難しく理解しづらいです、、、。

そして、「左側のページ」はサンスクリット語からの訳なので、別々に読んだ方がいいです。サンスクリット語と漢訳の原本が違うので内容と表現が大きく違いがある箇所などは困惑しました。

一品を片側づつ読み進めていくほうがいいと思います。

そして、片方づつ読んでから、両方を読み比べると、違いが理解しやすいと感じましたが、全体の内容がかなり長いので、文章の意味が掴みづらいです。

しかし、サンスクリット語の「サルヴァ―ルタ・ナーマン」が漢訳では「常精進菩薩」なのだなと単語と漢字を見比べることができます。

読経するときや、真言を唱えるときにも役立つかと思いました。

注釈も分量が多いので、細かいところまでとても把握はできてませんが、

全体を細かく知りたいときや、辞書みたいに使える内容として、お手元にあってもいいかと思います。

法華経はなにを説くのか 著者:久保継成先生

大乗経典を読む 著者:定方晟先生

えん坊
えん坊
ぼーさん。でもなんで急に法華経を読みだしたの?
ぼーさん
ぼーさん
それはね!えん坊!以前にどの本か忘れたけど途中まで読んだことがあったんだけど、ついこないだ知り合いの僧侶さんから読経を進められてお経を読んでいると、「観世音菩薩普門品第二十五」と「観音経」と「法華経」の違いに疑問がわいたんだ。それに法華経は有名だけど、読んで理解したという人を今まであまり聞いたことがなかったから、このコロナの機会に読みまとめて、少しでもわかりやすく解説したら、他の人も読みやすくなるかと思って頑張って読んでみたんだ!読んでいろいろ学べて本当によかったから、法華経を読んだことがない人も是非読んでみて下さいね!

法華経「図解②」はこちら↓

法華経「図解②」
法華経(ほけきょう)をわかりやすく理解する。「図解②」法華経の言葉の意味・数の表現 https://buddha.pink/buddhism/124/ 法華経に出てくる言葉の意味わかりやすく ...
えん坊&ぼーさん マンガで楽しい原始仏典サイト
えん坊
えん坊
このサイト気に入ったらシェアして下さいね!ツイッターもしてますよ!@enbousan

このサイトでは、原始仏典にでてくる、

があります。クリックで確認して下さい!

ぼーさん
ぼーさん
見て下さった方ほんとうにありがとうございます。色々見て楽しんでください!宜しくお願い致します。

「えん坊&ぼーさん マンガで楽しい原始仏典」
「実在したブッダ」はこちらマンガ実在したブッダ5-5ブッダをクリック

これも読んでみて☝