このサーリプッタとモッガラーナの出家のお話は、
鈴木出版「仏教説話大系」1982年出版 監修:中村元先生・増谷文雄先生を参考にしてマンガとほぐし読みにしています。
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「サーリプッタとモッガラーナの出家」




マンガ仏教「説話集」
「サーリプッタとモッガラーナの出家②」
お祭りをみて人生のはかなさと、その解決のために悟りを求め、

《出家を決意した二人》
それから適当な師をさがしにいくことになった、
ウパティッサ(のちのサーリプッタ)とコーリタ(のちのモッガラーナ)は
その時ちょうど、サンジャヤがたくさんの弟子をひきつれて、
ラージャガハに入ってくるのを見ました。
サンジャヤに弟子入りし、
悟りの道を求め始めたのでした。
こうして、出家した二人は、
サンジャヤの教えを学ぶようになります。
サンジャヤも若く賢い二人が弟子になったので、
ますます有名になりました。
そして、
《サンジャヤに質問する》
数日後にはサンジャヤの教えをすっかり理解した二人は、
サンジャヤに質問します。
「先生が教えてくださることは、これで全部ですか?
それともほかに何かあるのでしょうか?」
二人が尋ねても、答えは返ってこなかった。
のらりくらりのサンジャヤから、
これ以上教えてらえることがないのだとわかると、
二人はサンジャヤに見切りをつけて、
自分たちが求めている悟りへの道を、
詳しく説いてくれる師を見つけに、
旅にでることにしました。
***「サーリプッタとモッガラーナの出家 終わり」***


初々しい サーリプッタとモッガラーナ
登場人物のおさらい
《サンジャヤ・ベーラティプッタ》
ブッダ当時活躍していた沙門の有名な修行僧で、六師外道(ろくしげどう)の一人です。
仏教(ブッダの教え)と違う考えの見解なので、仏教の外の道(外道)と呼ばれています。



