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「授記品第六」(じゅきほん)法華経(ほけきょう)ほぐし読み⑥
第6章「授記品第六」(じゅきほん)
前回「薬草喩品第五」で、ブッダは4人の弟子に、仏を目指して仏の教えを伝えて人々を救済しなさいといいます。
《ブッダは四人の比丘に告げます。》
そして、ブッダは
須菩提(しゅぼだい)スブーティー 、迦旃延(かせんねん)カーティヤーヤナ、迦葉(かしょう)カッサパ、目連(もくれん)マウドガリヤーヤナ=モッガラーナの4人の比丘たちに、
みんな未来にほとけになります。
未来に仏になることを告げます。
まず、カッサパに、光明如来になると告げます。
他の3人も
「我々はいつも小乗の過ちを思いながら、どうすれば無上のさとりを得れるのか世尊の授けるお言葉の授記(じゅき)がないとわかりません。」とブッダに授記を求めます。
ブッダは告げます。
スブーティーは未来に名相如来(みょうそうにょらい)月の光の意味の仏になります。
カーティヤーヤナは未来に、閻浮那提金光如来(えんぶなだいこんごうにょらい)砂金を産出するといわれる黄金に輝くジャンプー樹の意味の仏になります。
モッガラーナは未来に、多摩羅跋栴檀香如来(たまらばつせんだんにょらい)タマーラの葉と栴檀の香りの意味の仏になります。
ブッダはみんなに未来の仏の授記を告げた後に、遠い過去からの縁を語ります。
《授記品第六(じゅきほん)おわり》 つづく