この「大日経」(だいにちきょう)息障品第三(そくしょうぼん)は、角川文庫「全品現代語訳 大日経」著者:大角修先生の本を主に参考にして、ほぐし読みにしました。
「第一品↓」の菩薩の修行52段階と照らし合わせてみて下さい。

前回、大日如来は護摩の作法を説きました。↓

「大日経」息障品第三(そくしょうぼん)
息障品第三(そくしょうぼん)
《金剛薩埵は三つの質問をします。》
三つの質問がございます。
1、曼荼羅の道場にて真言行を修する者は、煩悩などの障礙(しょうげ)をいかに浄め除くのでしょうか?
2、真言行を修する者は、障礙をおこすことがなくなるのでしょうか?
3、真言行を修する者は、いかなる果を成就するのでしょうか?
大日如来は1番の質問を答えます。
金剛薩埵よ、この品では、1番目の質問の回答をしましょう。
一番目の質問の回答
障礙(しょうげ)は自分の心から生じたものであり、それは過去の慳悋(けんりん・凝り固まった欲望)によるのです。


その障礙を取り除くには、菩提心を念じなさい。
常に不動明王を思念し、その密印を結べば、障礙は除かれるでしょう。
散乱の風(乱れた呼吸の息のこと)を防ぐには、梵字の「阿」(あ)を自己の身体とし、心に阿字の法門を持つのです。
梵字の「阿」アはこれです。


これでいいの?
このことは、過去の諸仏の説示であるのですが、未来の劣悪の人々は、智慧が閉ざされて信じることができず、外道の説だと疑う人もいるでしょう。
しかし、
仏は一切諸法の実相は「空」であると説かれているのです。
真言の行者はゆらがず、善く決定して作業をしなさい。
2番の質問の回答は次の第四品で答え、
3番の質問の回答は第五品で答えましょう。
《「大日経」息障品第三(そくしょうぼん)おわり》つづく
ねぇ、ぼーさん!大日経では、
障礙は不動明王さんの印を結んで思念してたら取り除けるんだね!
えん坊、ほんとだね!菩提心を念ずるって言っているね!
第一品の「三句の法門」の菩提心が因のことだね!
それの具体的な修行方法を説いているんだね!
阿字観えん坊もすごいね!阿ん坊だね!(笑)
「三句の法門」とは、
- 菩提心が因、
- 大悲を根、
- 方便を究竟(くきょう)
如来の智慧で、法門です。
参考にしている「大日経」の本の内容が簡略されていて、一品の内容が短いのもありますが、
不動明王の真言や、梵字、四度加行修道なども、のちのち追記していけたらと思い、
一品につき、1ページでアップしていこうと思います。




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