「原始仏典」 ほぐし読み PR

「大日経」息障品第三(そくしょうぼん)ほぐし読み④ 金剛薩埵の3つの質問その一

息障品第三(そくしょうぼん)金剛薩埵の質問一
記事内に商品プロモーションが含まれております。




この「大日経」(だいにちきょう)息障品第三(そくしょうぼん)は、角川文庫「全品現代語訳 大日経」著者:大角修先生の本を主に参考にして、ほぐし読みにしました。

「第一品↓」の菩薩の修行52段階と照らし合わせてみて下さい。

大日経「入真言門往心品第一」(にゅうしんごんもんじゅうしんぽん)
「大日経」の教え わかりやすく 最初の肝心な密教の教え! 「入真言門往心品第一」(にゅうしんごんもんじゅうしんぽん)ほぐし読み① この「大日経」(だいにちきょう)「入真言門往心品第一」(にゅうしんごんもんじゅうしんぽん)は、「密教」の教えが教説されているとても重要...

アーナンダー

前回、大日如来は護摩の作法を説きました。↓

護摩の作法「大日経」
「大日経」灌頂と投華得仏 護摩の作法 入曼荼羅具縁真言品第二の余(にゅうまんだらぐえんしんごんぼん 二の二)ほぐし読み③ この「大日経」(だいにちきょう)入曼荼羅具縁真言品第二の余(にゅうまんだらぐえんしんごんぼん 二の二)は、角川文庫「全品現代語訳 大日...
■身口意を正す「瞑想・観想」梵字アイテム

沖縄名入れアトリエ(Amazonストアページはこちらをクリック)

「大日経」息障品第三(そくしょうぼん)

息障品第三(そくしょうぼん)

《金剛薩埵は三つの質問をします。》

金剛薩埵

三つの質問がございます。

1、曼荼羅の道場にて真言行を修する者は、煩悩などの障礙(しょうげ)をいかに浄め除くのでしょうか?

2、真言行を修する者は、障礙をおこすことがなくなるのでしょうか?

3、真言行を修する者は、いかなる果を成就するのでしょうか?

大日如来は1番の質問を答えます。

大日如来

金剛薩埵よ、この品では、1番目の質問の回答をしましょう。

一番目の質問の回答

障礙(しょうげ)は自分の心から生じたものであり、それは過去の慳悋(けんりん・凝り固まった欲望)によるのです。

原始仏典での障礙の発生はこちら↓

十二縁起(じゅうにえんぎ)「図解」
十二縁起(じゅうにえんぎ)とは わかりやすく 煩悩の発生メカニズム 十二支縁起 図解 「十二縁起」(じゅうにえんぎ)をわかりやすく「図解」で説明します。ブッダは「苦」が生まれてくる順序、煩悩(ぼんのう)の発生メカニズム...

その障礙を取り除くには、菩提心を念じなさい。

常に不動明王を思念し、その密印を結べば、障礙は除かれるでしょう。

散乱の風(乱れた呼吸の息のこと)を防ぐには、梵字の「阿」(あ)を自己の身体とし、心に阿字の法門を持つのです。

大日如来

梵字の「阿」アはこれです。

阿字観えん坊

これでいいの?

このことは、過去の諸仏の説示であるのですが、未来の劣悪の人々は、智慧が閉ざされて信じることができず、外道の説だと疑う人もいるでしょう。

しかし、

仏は一切諸法の実相は「空」であると説かれているのです。

真言の行者はゆらがず、善く決定して作業をしなさい。

大日如来

2番の質問の回答は次の第四品で答え、

3番の質問の回答は第五品で答えましょう。

《「大日経」息障品第三(そくしょうぼん)おわり》つづく

えん坊&プーニャ

ねぇ、ぼーさん!大日経では、
障礙は不動明王さんの印を結んで思念してたら取り除けるんだね!

ぼーさん

えん坊、ほんとだね!菩提心を念ずるって言っているね!

第一品の「三句の法門」の菩提心が因のことだね!

それの具体的な修行方法を説いているんだね!

阿字観えん坊もすごいね!阿ん坊だね!(笑)

「三句の法門」とは、

  1. 菩提心が因、
  2. 大悲を根、
  3. 方便を究竟(くきょう) 

                    如来の智慧で、法門です。

ぼーさん

参考にしている「大日経」の本の内容が簡略されていて、一品の内容が短いのもありますが、
不動明王の真言や、梵字、四度加行修道なども、のちのち追記していけたらと思い、
一品につき、1ページでアップしていこうと思います。

原始仏典での障礙の取り除き方↓

煩悩の消滅メカニズム
煩悩の消滅方法 十二縁起(じゅうにえんぎ)の逆観(ぎゃっかん)「苦の解決」わかりやすい図解煩悩の消滅する方法を、十二縁起の逆観で図解でわかりやすく解説します。原始仏典にでてくる煩悩の消滅方法に加え、最後に日常生活で煩悩を消滅させる瞑想方法も紹介します。...
阿字観 えん坊

参考文献↓

金剛界・胎蔵界 梵字グラス&コースターのご案内

梵字グラス&コースターはこちら↓

仏壇のお水のお供えにおすすめです!

詳しくは、「沖縄名入れアトリエ」のホームページをご覧ください。

https://okinawa75.stores.jp/

梵字グラス