「図解」ブッダの教え

「三法印」ブッダの見た真理・違う見方「四顛倒」(してんどう)

三法印(さんぽういん)「図解」

三法印(さんぼういん)を図解で解説します。三法印とはブッダが見たありのままの真理の世界の「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」のことです。その真理とは真逆の考え方が四顛倒(してんどう)で、真理とさかさまな間違った考え方のことです。四法印(しほういん)は「一切皆苦」がふくまれます。

えん坊
えん坊
ねぇねぇ、ぼーさん!ブッダが見たありのままの世界ってどんな世界なの?
えん坊が見てる今の世界とどう違うのかな?
ぼーさん
ぼーさん
ブッダが見たありのままの世界は「真理」っていって、変わることのない法則のことだけど!ほんとだね、ぼーさんやえん坊とは、見え方がどう違うのか見てみようか!
三法印(さんぽういん)「図解」

「三法印」(さんぼういん)はブッダがみた真理です。

ブッダは出家して、修行をして、菩提樹(ぼだいじゅ)で瞑想にはいり、みごと成道(じょうどう)して覚りました。その時の覚りで、ありのままの自分自身と、ありのままの世の中を観察して、体感して、実感する、体現をしました。
このありのままの自分と世界を「如実知見」(にょじつちけん)したことが「真理」です。

「真理」とは、過去・現在・未来いつどんな時でも、寒いころと、暑いところ、高い場所、低い場所、どんなところでも「変わることがない、ありのままの事実の法則」のことです。

ブッダはこの真理の法則を「3つ」見て生涯にわたり教え伝えていきます。

「三法印」(さんぼういん)3つの真理

諸行無常(しょぎょうむじょう)

ブッダ
ブッダ
この世の一切のものは「変化してかわってしまう」事実です。

この世の中は、ずっと同じ状態で保たれることがない、常(つね)は無い「無常」(むじょう)の世界の「真理」をブッダは教えています。

諸法無我(しょほうむが)

ブッダ
ブッダ
この世の一切のものは「縁起」で成り立ち、「単独では成り立ってない」事実です。

■縁起(えんぎ)の「因縁果(いんねんか)・因縁生起(いんねんしょうき)」

因縁果

花が咲くひとつの過程でも、種があり、水があり、土があり、光があり、それらが関わり合って、やっと花が咲くように、すべての物事は単独では存在していない「真理」をブッダは教えています。

■単独ではなく、五蘊(ごうん)で成り立っている。

「図解」五蘊

バラモン以外の沙門があみだしだ、梵天ブラフマンと自分の我であるのアートマンとが融合して解脱する梵我一如(ぼんがいちにょ)ウパニシャッド(奥義書)では、
自分の存在とは、こころの名(みょう・マーナ)と身体の色(しき・ルーパ)の二つで成り立っていると考えられていました。

しかし、ブッダは自分自身をありのままに見て、自分の存在は五つの要素の五蘊(ごうん)から成り立っていることを見ました。

五蘊(ごうん)とは、
・色(シキ・からだの肉体)
・受(ジュ・感受するこころの作用)「感じるこころ」
・想(ソウ・思い浮かべる心理作用)「想うこころ」
・行(ギョウ・形成しようとする意識)「行うこころ」
・識(シキ・判断する識別する心理作用)「判断するこころ」

ぼーさん
ぼーさん
心を制御していくのが仏教の修行なので、この五蘊(ごうん)はとても重要になります。まずは、身体と四つの心の作用の五つで、自分が形成されていると思ってみてください。
えん坊
えん坊
ぼーさん!ここの形成する意識の「行」って、諸行無常の「行」と同じじゃない!?
ぼーさん
ぼーさん
えん坊!めちゃすごい!その通りだよ!
諸行無常は、周りが変化する意味合いが強いけど!ほんらいは自分の心がかわって変化していく意味だよね!どちらにせよすべて変化するのが「真理」だね!

涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)

ブッダ
ブッダ
煩悩を滅した、「苦のない境地は安らか」な世界があります。

涅槃寂静の境地は、わるい感情の煩悩を「消滅させる・止める・出てこないように」することです。

「涅槃」(ねはん・ニルバーナ)のもともとの意味は「煩悩の火が消された状態」です。
参考:「図解」5.ブッダの瞑想の境地
参考:「図解」8.煩悩をとめる「心の解脱」

えん坊
えん坊
なんか涅槃寂静って難しそうだけど、気分が浮き沈みする「わるい感情」がなくなって、清らかなこころで過ごすことで、安らかな境地になれるんだね!えん坊でもできそうだ~!
ぼーさん
ぼーさん
瞑想して、煩悩を消滅させていく境地が涅槃寂静の世界だね!

「四法印」(しほういん)は「一切皆苦」を含みます。

一切皆苦(いっさいかいく)

ブッダ
ブッダ
このすべては「苦」ですよ。「苦」とはドッカで、苦しいではなく、むなしい意味合いです。

「四顛倒」(してんどう)

ブッダが見た「真理」の三法印は、普通の人々にはみえなくて、わからないのです。
だから、普通の人々はまったく逆のことを思って日々過ごして生きている考えが四顛倒(してんどう)です。

常楽我浄(じょうらくがじょう)

人は無常であるのに、「常である」とみて、
苦に満ちあふれているのに、「楽である」とみて、
縁起(えんぎ)と五蘊(ごうん)で成りたつ無我の自分なのに、「自我がある」とみて
不浄(ふじょう)なことを、「清らかである」とみて過ごしています。
これを「常楽我浄」(じょうらくがじょう)と言って、

ブッダが見た「真理」とは、まったくさかさまな四つの見方をして、
苦しみの世界に生きているのがわたくしたち普通の人間なのです。

ブッダはこの間違った見方をする人々に「真理」を生涯伝えた実在した人物なのです。

ぼーさん
ぼーさん

大乗仏教での「常楽我浄」(じょうらくがじょう)は涅槃の境地を表した意味で用いられることがあります。

涅槃の覚りの徳は絶対の永遠の常であり、
楽しみであり、
能動的な自在者の我であり、
きよらかな浄である、

四つの徳で、四徳(しとく)と呼ばれます。

ブッダ
ブッダ
煩悩を滅した、「苦のない境地は安らか」な世界がある事実を忘れることがないように!
えん坊
えん坊
ブッダが見たありのままの世界って「自分の我がないん」だね!
えん坊が見てる今の世界はほんと四顛倒だよ~。
ぼーさん
ぼーさん
「諸行無常」も「諸法無我」も「涅槃寂静」もすべて自分のこころの五蘊(色・受・想・行・識)が関わりあってるんだね!
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えん坊
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ぼーさん
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