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マンガ原始仏典 長部教典 第1経「梵網経」(ぼんもうきょう)
「聖なる網の教え」




「梵網経」は原始仏典「経蔵」ブッダの教えの第一番目お経です。
他宗派の間違った見解を徹底的に否定しています。
我のアートマンの思想も否定しています。
すべては感受されたのが真理
このマンガの説明
一コマ目左上のパクダカッチャーヤナは変化はしないと「常住論」を説いてる六師外道のひとりで、このサイトのマンガではソフトクリームが溶けてしまい、泣いて、髪の毛も抜けてしまうキャラで描かれています。今回も網にかかってしまい、髪の毛が抜けてしまっています。
一コマ目右にいてる、プーラマ・カッサパは「人の行為はなにも及ばさない」と道徳否定論者です。このサイトのマンガではワンちゃんのご飯を勝手に食べて、ワンちゃんに追いかけられて、自分の悪い行為は悪影響を及ぼすことを描かれています。いわゆる性格が悪いキャラで、今回は網にかかったことに対して一番嫌悪感だした表情で描かれているとのことです。普通に驚いてる顔にしかみえないですが、、、。そうらしいです。
一コマ目、後ろ姿の外道は「サンジャヤ・ベーラッティプッタ」で、まだマンガができていませんので後ろ姿です。ハチマキを巻いているみたいな髪形は、実は、、、「う○ぎ」です。詳しくは言えませんが、近いうちにマンガでその真相がわかります。真相がわかっている方は、このサイトきちんと読んでいただいてる証拠ですね。ありがとうございます。合掌
二コマ目の杖をもつ老人はモーゼではありません。外道の「マッカリ・ゴーサーラ」です。アージヴィカ経の開祖で純白の階級の者です。ここでお気づきの方もおられたかとおもいますが、他の外道は茶色の袈裟ですが、なんとマッカリ・ゴーサーラは白い袈裟を着てるのです。雑な絵とはうらはらにとても緻密な設定です。えん坊ぼーさんのサイトが、いかに細かいとこまで気を配って作成されているのがかいまみれる一面です。それはまるでイタリアの巨匠ボッティチェリのビーナス誕生の絵画みたいです。俵屋宗達や伊藤若沖にもこのサイトを見てもらいたかったです。よく見るとなんと、一コマ目のサンジャヤ・ベーラッティプッタの袈裟だけが継ぎはぎになっています!後から聞いたところ、これは特に意味はありませんと気まぐれな回答でした。さらになんと、マッカリ・ゴーサーラの白い袈裟もたまたま白に塗っただけだと、、、。まさかの偶然のでした、、、。残念!
続いて、二コマ目の下のキャラはレレレのおじさ、、いや、外道の「アジタ・ケーサカンバリン」です。年から年中、髪の毛でできた服を着ている外道です。それは外道をとおり越して、もはや変人です。網にかかってもひとり嬉しそうにわらっているではありませんか。発するコメントも、マッカリ・ゴーサーラの「天網恢恢(てんもうかいかい)疎にして漏らさず」と中国の老子のことわざに対して、「毛でできた服、とてもカイカイ、夏はアツアツ、冬はサムサム」とカイカイのインを踏んでの返し、まさに、奇々怪々(ききかいかい)なコメントをしています。ちなみにこのマンガの二コマ目の二人の会話も梵網経の「網」あみにかけた会話でして、お経とは一切関係ない会話です。そんなこと言わなくてもわかっていると突っ込まれそうですが、梵網経の教えに「天網恢恢と書いてあった!」と言う人がでてこないように、念のため補足しておきます。
最後のコマは、世尊ブッダの締めくくりで、「一網打尽の教え、梵網経!」と、一番の見どせどころなのですが、なぜか、ブッダが適当に描かれているように見えます(*_*;、三コマ目に6人書いたので疲れたとの回答でした、、、。無念!
さいごに、
このマンガの決めセリフ「一網打尽」は片山先生の本からアイデアをちょうだいしました。
「戒」よりすぐれた、「法」があることを示し、それが六十二の見を一網打尽にする、仏のみにそなわった「梵網」という、「如来の一切智」であることをあきらかにするものである。
大宝輪閣「パーリ仏典入門」P62 2行目より抜粋 著者:片山一良 先生
パーリ仏典「三蔵」の全体を解説されています。巻末にパーリ仏典の和訳もまとめてくれています。膨大な経典数の把握がとても理解しやすいのでおすすめです。


以上、最後までご拝読ありがとうございました。礼拝
しかし、六師外道と一緒に網にかかったえん坊もうれしそうだね!(笑)
やっぱり六師外道とスペイン語で友達の意味の「アミ(網)ーゴ」だね!