「信解品第四」(しんげほん)法華経(ほけきょう)ほぐし読み④
第4章「信解品第四」(しんげほん)
前回「譬喩品第三」では、煩悩の火から抜け出すために、三乗を説いていることを話し、法華経は人を選んで説きなさいといいます。
《四人の比丘がブッダに譬喩を伝える》
四人の比丘がブッダに譬喩を伝えます。
その四人とは、
須菩提(しゅぼだい)スブーティー 「解空第一」(げくうだいいち)、
迦旃延(かせんねん)カーティヤーヤナ 「論議第一」(ろんぎだいいち)、
迦葉(かしょう)カッサパ 「頭陀第一」(ずだだいいち)、
わしが結集をしたんじゃ!カッ!
目連(もくれん)マウドガリヤーヤナ=モッガラーナ「神通第一」(じんつうだいいち)。
前世は悪魔でした。ポンッ
この四人はサーリープッタが仏になれると聞いて、自身の心も奮い立つのを感じます。
「世尊は我々に涅槃の道を示し、我々も涅槃に到達したと思っていました。菩薩の道を知らず、仏の国の清らかで幸いな心に、気持ちを向けることもなかったです。
今世尊は無上のさとりを示されました。」
譬喩でもって信解(しんげ)を伝えます。
《長者窮子の譬喩》(ちょうじゃぐうじのひゆ)
【長者窮子の譬喩】(ちょうじゃぐうじのひゆ)
親の元を飛び出した子が、数十年ぶりに再会します。
親は大富豪になり、子は貧しい生活を送ってきました。
子は大富豪が父とは知らずに、大富豪のところで働くのですが、身分の違いに恐れ多いと思い大富豪と心の距離をとって過ごします。
親である富豪もそれを察し、自分の臨終際に、「この子は私の実の子である。財産をすべて渡す」と伝えます。
この富豪はブッダであり、この貧しい子は修行僧のわたくしたちみたいです。
と、この作ったたとえ話を四人の比丘はブッダに伝えます。
最後にカッサパもブッダに賛辞を歌にしてブッダに伝えます。
《信解品第四 終わり》 つづく
しかし、マンガの窮子さんぼーさんに似せてないかい・・・。