ブッダの教えをわかりやすく一枚の図にして簡単に解説します。このサイトのブッダの教えは原始仏典(パーリ仏典)にでてくるお経の中のブッダの教えをひとつひとつひろいあげて、ブッダの教えを「図解」にしてまとめています。実在したブッタ、出家したブッタ、苦行したブッタ、成道したブッタ、経典にでてくるブッダの教えを簡単にわかりやすく一枚の図にしてにまとめました。
わかりやすくブッダの教えを簡単にまとめてよ!

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ブッダの教えとは 簡単に わかりやすくいうと「輪廻からの解脱」
ブッダの教えを簡単にわかりやすく言うと、
繰り返し輪廻(りんね)して、
今この世界に再生して生きている、
今の「苦」の世界から「解脱・げだつ」する教えのことです。
輪廻(りんね)とは、
我々生きものである衆生(しゅじょう)が煩悩(ぼんのう)と、
業(ごう)によって三界(さんがい)の迷いの世界を、
生まれてきては死んでいくのを繰り返すことです。
車の「輪」が「廻」っているのに例えられ、
「輪廻」(りんね)と表現されています。
その輪廻する世界から解脱する方法がブッダの教えです。
輪廻して生まれてきている今の存在を見ないとだめなのです。
二度と生まれてこないように解脱するのが目的ですよ。
次に、
ブッダが言う、
「再生しない」教えを見てみましょう。
ブッダの教えをわかりやすく 簡単に言うと「再生しない」教え!
ブッダの教えを視点を変えてわかりやすく簡単に言うと、
今生きている「苦」の世界に、
二度と生まれてこないようにする方法です。
ブッダが成道して発した言葉が、
再生はなくなった。
「再生はなくなった」です。
輪廻して苦しんでいる自分をありのままに見て、
その「苦」の原因と滅し方をありのままに、
如実知見(にょじつちけん)して
煩悩が無くなれば、
「輪廻から解脱し、再生はなくなる」
ことを知見して、ブッダは成道した。
その成道したときの、
知見で得た真理の内容がブッダの教えです。
その真理を生涯かけて伝えた人物がブッダです。
知見が生まれたので、わたしは解脱しました。これが最後の生まれです。もはや再生することはないのです。


仏教を学ぶと色んな教えがありますが、
このサイトではブッダが得た知見の真理を理解していくため
最古の仏典「原始仏典」を
わかりやすく図解やほぐし読み、マンガにして簡単に解説しています。
・輪廻する場所は「欲界・色界・無色界」の三界(さんがい)の世界
・輪廻の原因は煩悩があるから
・ブッダは「苦」の真理の、知見を得て成道をした
・輪廻から解脱するのは、煩悩を滅した境地
では次に、ブッダが、
知見した内容を簡単にわかりやすく見てみましょう。
ブッダが知見(ちけん)を得て、成道した内容を簡単にわかりやすく
原始仏典にはブッダが知見を得て成道したときの内容が、
中部経典36経「マハーサッチャカ経」に詳しく書かれてあります。
その知見(ちけん)が、ブッダの成道で得た教えになります。
重要な個所を簡単に見てみましょう。
中部教典 第36経「マハーサッチャカ経」
「身体の修行と心の修業」と題されたお経で、
苦行を放棄して、
樹の下で四禅(しぜん)の瞑想をして、
四諦(したい)を知見して、
煩悩をなくして、
漏尽智(ろじんち)で成道したエピソードが
くわしく書かれています。


ブッダが成道するエピソード
夜の初更(しょこう)において、
過去の生存を想い起こす智慧の「宿住智」(しゅくじゅうち)の神通力で、
前世の自分を思い起こして過ごしました。
前世から輪廻して生まれてきている今が見えたのです。
夜の中更(ちゅうこう)において、
そして、
死んでから生まれかわって再生することをしる
「死生智」(しせいち=天眼智・てんげんち)の神通力で、
からだ・ことば・こころの悪い行いは、
死んでから地獄に再生することを見ました。
また、
からだ・ことば・こころの善い行いをする者は、
死んでから天の世界に再生することを見ました。
煩悩をもったまま死んでしまうと、輪廻して生まれてくるのが見えたのです。
夜の最後の更で、
これは苦しみである、
これは苦しみの生起である、
これは苦しみの滅である、
これは苦しみの滅する道であると、
四諦(したい)を如実(にょじつ)にしりました。
そこから、
こころから煩悩が漏れて出てくるのを消滅させる智慧の
「漏尽智」(ろじんち)の境地で過ごしました。
「苦」の因縁の真理『四諦』が見えたのです。
無明が滅びて明知が生じ、光明が生じました。
わたしには、
日常の生活で生じた喜びや楽しみの「安楽」は
こころに占領してとどまらないのです。
「生老病死」をもたらす煩悩が捨てられていない者は、
迷妄で過ごすことになりますが、
「生老病死」をもたらす
煩悩が捨てられている者は、迷妄が無く将来に再生しません。
今の世界が「苦」である真理をみるのです。
「苦」の原因、「苦」の消滅方法、「苦」の真理を四つの縁起で教えているのが「四諦」です。
四諦を理解すれば、煩悩を滅し、再生はなくなることが理解できます。
その境地が想受滅(滅尽定)です。
ブッダは「煩悩を捨てたら、再生はしない」と言っています。
それでは、
煩悩を捨てるための修行がかかれたお経を紹介します。
ブッダの教えの修行方法が書かれたお経
原始仏典にはたくさんのブッダの教えが書かれています。
その中でも修行に関して詳しく書かれているお経を紹介します。
修行の順序が詳しくわかる「沙門果経」と、
瞑想方法が詳しい「大念処経」を紹介します。






では、次にブッダを理解していきましょう。
ブッダをわかりやすく理解して、ブッダの教えを簡単に理解する
1、ブッダは「悩みの解決を求めて」出家しました。
ブッダは王子として、贅沢もできて、なに不自由なく過ごしていましたが、
悩みが多い性格だったとお経によく書かれています。


2、ブッダは、いろんな苦行修行をして、いろんな境地も体得しましたが、苦行を辞めました。
ブッダは贅沢な生活を捨てて、
出家していろんな苦行をしたとお経に書かれています。


3、ブッダは、瞑想をして覚り、「成道」をしました。
ブッダは、瞑想をして知見を得て、成道しました。
「苦」の世界である今を、「如実知見」(にょじつちけん)して
「苦」の真理をみることができました。


4、「真理」は三法印・四法印・(四諦)のことです。
・諸行無常(しょぎょうむじょう)
・諸法無我(しょほうむが)
・涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)
・一切皆苦(いっさいかいく)
ブッダは「苦の四つの真理」の「四諦」(したい)を知見することができました。




5、ブッダは、「苦集滅道」の四諦(したい)で「苦の真理と解決方法」を生涯伝えました。




貪り・怒りなど(貪・瞋・痴)の煩悩(ぼんのう)から生じる「苦」がありますよ。
6、ブッダは、貪り・怒りなどの煩悩を消滅させる「実践方法や瞑想」を教えてくれています。








7、覚りと涅槃の倶分解脱に達して、阿羅漢になる。


受けるこころを
滅するのですよ。
梵行が完成され、迷いが消え、
「苦集滅道」の四諦が洞察できますよ。
8、ブッダの教えの目的達成(教・行・証)


行い、
証すのですよ。
五蘊(ごうん)「色・受・行・想・識」で
成りたつ無我の自分を体現して、
煩悩を消滅させるために、
想うこころ
受けるこころを
滅するのですよ。
「苦集滅道」の四諦が洞察でき、
二度と再生はなくなったと知ります。


このサイトの、ブッダの教え図解では、
「想受滅」が解脱の境地ですが、
ブッダが息子のラーフラを、
「解脱させた教え」を見てみましょう。
ブッダが息子のラーフラを解脱させた、ブッダの教え
中部経典 第147経 「教羅睺羅小経」ラーフラの解脱
中部経典 第147経「教羅睺羅小経」は
ブッダが実の息子のラーフラを解脱に導く教えを説くお経
ブッダはラーフラに問いかけます。
眼は常住であるか、これとも無常であるか?
無常です。
では、無常であるものは苦であるか、楽であるか?
苦です。
ブッダ「では、無常であり、苦であり、変化する性質のものを、
『これはわたしのものである、これはわたしである、これはわたしの自我である』
とみなすことは正しいであろうか?
それは正しくありません。
そして、
ブッダはラーフラに、
厭離(おんり)することで、
解脱することを説いていきます。
ラーフラよ、
よく聞いて学んだ聖者の弟子は、
そのように見ていくので、
眼を、厭(いと)い離れ、
色かたちを、
視覚的認識を、
眼における接触を、
眼における接触によって生じる感受を、
表象を、
意志を、
意識をも厭い離れるのです。
かれは、厭い離れるので、貪りを離れる。
貪りを離れることにより解脱するのです。
説法は続きます。
そして、
解脱したとき「解脱した」という知が生まれ、
再び生まれることはなくなった。
清らかな修行(梵行)は完成した。
なすべきことはなし終えた。
さらにこのような迷いの生存にいたることはない。
と知るのです。
この解脱が説かれているとき、
ラーフラ尊者の心は、
執着がなくなって、
もろもろの煩悩から解脱した。
ねぇ、ぼーさん!このお経からして、ブッダはラーフラを説法で解脱させていることがわかるよね!
そうなんだよ、えん坊。
ブッダがラーフラに説くお経を読み直したら、
解脱のイメージが具体的になったんだよ!
「貪る気持ちから、厭い離れる!」
これが解脱の教えだね!
《以前のぼーさんの観想》
生きているとかならず変化する、
「年をとって、死んでいく」無常の「苦」
五蘊で成り立っていて、
自分ではどうしようもない「自分で心臓が止めれない」「病気になる」「思考が止めれない」「感情が止めれない」、無我の「苦」(苦諦)を理解して
嫌なこともほんとに多いけど、
それは「苦の原因」(集諦)「感受」の反応(十二縁起)であって、
こころの中になるべく、できる限り、
無害心の慈悲をいれて、怒り・貪りの煩悩を、心から取り除く努力をする(道諦)、
そして、心の中に
「感謝の気持ち」を保持して、
「涅槃」(滅諦)に近い気持ちを心がける。
だから、
「法句経」でも言っている、
今生きていることが「有り難い」有ることが難しいと思って、
怒りの気持ちの「苦」を消「滅」してくれる感謝の気持ちを忘れずに、生きていこうと思っているよ!
えん坊いつも『ありがとう』って!(笑)
ブッダの教えで、人生の悩みの解決を実践する。
よくお問い合わせをいただくので、
ブッダの教えで、人生の悩みの解決を実践しやすく、かつ効果に即効性あるやりかたも実体験を交えて具体的に書きました。有料記事になりますが、興味のある方は、是非一読してみて下さい。




ブッダの教えもスッキリしたし、なんかおいしい物食べに連れてってもらおうね!
空腹の「苦」も「滅」さないとね♪
それと、これからは、ブッダの教えの瞑想も実践していこうね!


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